ピクニックシーズン

色もカラフルで 形も可愛いから人気が出そうですが
この辺ではまだ見かける機会は少ないかな
何だかこれを見るたびに
冬によく見かける最近流行の可愛らしい小さな葉牡丹を思い出してしまいます
この週末
あまりにお天気が良くってポカポカ日和だったので
例のごとくお散歩を兼ねてピクニックに行くことに
冷蔵庫にあったこのプチヴェールとベーコンでタルトを作り
これまた冷蔵庫の残りおやつを缶に詰めてお弁当に
今回は本当にこれだけ
考えてみれば
タルトは小麦粉だし
野菜もお肉も卵も乳製品も入っているし ある意味これ一品で完全食ですから

なあんて本当のところは
たまに行くピクニックならまだしも
こうしょっちゅう行くと 頑張って素敵なお弁当を持って行こうという気はなくなり
目的は 外の空気を吸い 景色を眺めながら 食事をしてリフレッシュすること
結局何を食べても外で食べれば美味しいので
あまりお弁当の内容には重きが置かれなくなるのです
それはたまには 何かテーマのあるお弁当を作るのも楽しいし
誰かほかの人が一緒ならやる気も出ますが
ふだんはこれくらいが楽ちんでいいかな(笑)
で プチヴェールのタルトです
普通にタルト型に敷いたショートクラストペストリーを空焼きして
軽くソテーシた角切りベーコンをたっぷり敷き詰め
オリーブオイルとお塩少々で揉んだプチヴェールを並べて
卵2個+生クリーム200ml のアパレイユ
(塩・こしょう・お好みでナツメグやハーブで味付け)を流して焼きました
170~180℃で 35分位かな
プチヴェールが焦げやすいので 途中からはアルミホイルをかぶせます

ご想像どおり ベーコン&キャベツ味
お弁当にはいい感じです(笑)
あ でも夜に白ワインと一緒におつまみにも◎
我が家は大抵 週末の夜は 残り物とワインかビールが定番
土日の夜はほぼ調理しません(威張って言う言事ではないけれど)
ので 意外といつも作り過ぎたかなと思っても 消費できちゃう
そうそう ところでこの日行った公園は 結構な山
お弁当を食べた後 山を越えて向こう側に行こうと思ったのですが
峠まで登ったところで
これを下って向こう側に行ったらもう一度この山を登らなくちゃいけないよ どうする?
う~ん ちょっと無理、、、
エネルギーは補給したはずなのに 結局峠でUターンしたという 情けない脚力&体力
ここ2年
引きこもりに拍車がかかっていたので 今年はもう少し
出歩いて 筋力UPしないと~と思ったピクニックなのでした
筋肉ゼロで気持ちいいくらいぷよぷよですから。。
ハイキングにすればいいのかな
さて もう火曜日も夕方ですが~
どうぞ穏やかな一週間をお過ごしください♪
#
by lesgalettes
| 2022-03-08 16:32
| ピクニック
|
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Everyday baking

クロッカンはカリカリ歯ごたえのよいフランスの焼き菓子
今はイギリス菓子どっぷりなので
フランス菓子はつい忘れがち
でもこういった素朴な焼き菓子類は イギリス菓子に負けないくらい
美味しいもの 大好きなものがいっぱい
たまには作ろうかななんて
これを久々焼いて思ったり
別の日のおやつ
バナナティーブレッド

紅茶が入るわけでも イーストで膨らませるパンでもなく
要はシンプルなバナナケーキ
いつもの同割り配合(粉・砂糖・卵・バター同量ずつ入る)のケーキよりは
いくぶんバターやお砂糖控えめで ローフ型で焼くケーキがブレッドと呼ばれる傾向に
そして紅茶に合うから またはお茶の時間に食べるからティーブレッド(おそらく。。。)
でも「ティーローフ」というと 一般に
紅茶に浸しておいたドライフルーツが入るちょっとあっさり系のケーキの事をそう呼ぶし、、
イギリスのこの辺の線引きは結構曖昧
いずれにせよこのバナナティーブレッドもかなり作ったのは久しぶり
真っ黒バナナの活用法としては王道のはずですが
いつも皮が真っ黒になる前に食べてしまっていたのか
いや 冷凍バナナが好きなので 冷凍してしまっていたのか、、、
そしてこれは 最近ちょっぴりはまっている?チェルシーバンズのバリエーション
「トフィーアップルチェルシーバンズ」

いつものチェルシーバンズだとドライフルーツだけのところを
トフィー風味に軽く煮ておいたりんごと ゴールデンシロップをたっぷり巻き込んだもの
子供の頃よく食べた 第一パンのアップルリングの
イギリス版みたいなもの?
仕上げには トフィー風のグレーズをたっぷり塗ってつやつやに
甘くて酸っぱくて ペタペタしてて
ひとつでは止まらない危険なおやつ
… おやつだと危険すぎるので ランチや朝食に食べたほうがいいかも
甘いけれど一応パンだし

焼きあがったパンを見て思いました
どこでもドアが欲しい
この焼き立てパンをウクライナに届けられたら どんなにいいだろうって
なんでしょう
お菓子よりパンのほうが より誰かと分け合いたくなったり
誰かの顔が浮かぶよう
コロナのニュースは見なくてもいいけれど
ウクライナのニュースだけはどうしても
見ずにはいられない
平和を乱す人は 平和が欲しくないのか
その先に自分の平和が手に入るとでも思っているのか
人の平和を乱して得られるものなんて…
極悪非道の冷血漢でも 甘いチェルシーバンズと紅茶でも食べたら
優しい気持ちになれるかも
そんなわけないか、、、

クロッカンのレシピをのせておきますね
とっても簡単なので お試しあれ
皆さん どうぞ良い週末を(^^)
<ヘーゼルナッツのクロッカン>
①卵白20gにきび砂糖60gを加えてホイッパーでよくすり混ぜます。
②薄力粉20gをふるい入れ、粗く刻んだヘーゼルナッツ50gも加えてゴムベラで粉が見えなくなるまで混ぜます。
③オーブンペーパーの上にスプーンで生地をすくって落とし、軽く水で濡らしたフォークなどで生地を薄く広げます。
④表面に粉砂糖をたっぷりふって、150℃に予熱したオーブンで30分程焼いて出来上がり。
※サイズはお好みで
※ナッツは140℃位のオーブンで10分程空焼きしてから使うと◎
※ナッツはアーモンドなどに代えてもお好みで
#
by lesgalettes
| 2022-03-04 22:53
| イギリスのおいしいもの
|
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パスティピクニック

お弁当は温かいものが良かったのと
なによりパスティの具になりそうな残り物が色々あったから
だから今回のパスティは 牛肉じゃが芋などが入る いわゆる伝統的なコーニッシュパスティではなく
名付けて冷蔵庫整理パスティ
ポテト&チーズは定番なのでよいとして
残り物のカレーとじゃが芋を詰めたカレーパスティ
やはり残り物の辛いチリビーンズを包んでメキシカンパスティ
デザート用にと アップル&ブラックベリーも作ってみました
~これは表面にお砂糖をふって焼いたのでほぼアップルパイだけど(笑)
今回はフィリングを準備する手間がなかったのでパスティ作りもあっという間
主食とおかずを兼ねているので
他には何も作らなくてもいいし
サンドイッチのようにつぶれたり崩れたりしないように箱に詰めなきゃ なんて苦労もない
なんてお弁当向き!って
それはそうですよね もともとそういう目的のために生まれたパスティですから
そしてさらにありがたいのはその驚きの保温力
コーンウォールの鉱山で働く人たちも 懐の中にパスティを入れて
寒い冬は「あんか」代わりにしていたそう
パスティから暖をもらいつつ かつ自分の体温でパスティを保温

さぁ 今日はピクニックテーブルではなく
久しぶりに地面にラグを敷いて 靴を抜いで足を延ばしてピクニック
(真冬の間は地面が寒いのでピクニックテーブルでピクニックしていたので)
ふ~~~
ミニテーブルにクロスをかけてちょっとこたつ風(笑)
熱い紅茶にパスティ
これだけで充分に幸せなピクニック
オーブンから出したての 熱々をやけどしそうになりながら食べるのも魅力的だけれど
きりっと冷たい空気の中で頬張る温かなパスティは
それに負けない喜びがあります
絶対「美味しい~」ってなる(笑)
厚く積もった落ち葉の下から
ようやく顔を出し始めた緑のはっぱ
風は少し冷たいけれど
陽射しは春の温かさ
冬と春がせめぎ合っているちょうどその見えない境界線の上を歩いているよう
いっきに春に飛び込みたい気もするけれど
このどっちつかずの でも確実に春がすぐそこにある感じもすごくいい
今日は3月1日 そしてパンケーキデイ
もう気分は春ですね(^^)
イギリスのペラペラパンケーキ
そう言えばしばらく存在を忘れていたわという方~ レシピはこちら
**********
今月のレッスンのお申し込みは
明日3月2日(水)21時開始になります
#
by lesgalettes
| 2022-03-01 19:15
| ピクニック
|
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2月のレッスン

エンドウ豆を二つ割にした乾燥豆
イエローとグリーンがあります
どちらを使うかはお好み次第
グリーンは 青っぽいグリンピース的な香りが加わります
上の写真はイエローで 下の写真はグリーンで作ったもの
いずれどろりと濃厚な色のお腹の底から温まるスープに☆
「ロンドンパティキュラー(「ロンドン特有の」の意)」という名前で呼ばれているのか~
ロンドンパティキュラーとは 19世紀から20世紀にかけてロンドンに立ち込めていた黄緑色がかった霧のこと
それは産業革命によって工場から排出される煙や
家庭で燃やす石炭からでる煙などが霧と交じり合った
smoke + fog =つまりスモッグのこと
そのスモッグが豆のスープのような色だというので「ピースーパー」と呼ばれていたのですが
じきに このスープ自体も「ロンドンパティキュラー」と呼ばれるように
今からちょうど70年前に起こったグレートスモッグと呼ばれる事件を聞いたことがある方も多いでしょう
1952年12月 この時停滞していた高気圧と大量に排出された有毒ガスの影響で発生した黄緑色の霧は
自分のつま先が見えない程だったとか
そして屋外はおろか室内までもそのガスは入り込み
劇場も 客席から舞台が見えないというので休館になったほど
このスモッグの影響で数日のうちに1万人以上がなくなったという大災害

そんなスモッグの名をつけられたスープなんて大丈夫??
大丈夫 お味のほうは思いの外美味
今回はそれに合わせて
ローズマリー風味のクリスプブレッドも作りました
このカリカリのクラッカーをスープに割り入れながら食べれば
なんだかパワーUP★ 元気が出ます
もう寒さも風邪も えいやっと吹っ飛ばしてくれる(笑)

「ビーツのブラウニー」

美味しさや しっとり感はそのままに
そうあの赤紫のカブのようなビーツをピュレ状にしてたっぷり入れたヘルシーブラウニー
イギリスのブラウニーは
しっとり生チョコのようなテクスチャーのものが人気だけれど
あの食感を出すために入れる砂糖の量たるや さすがのわたしも後ろめたくなる量
でもこのブラウニーなら大丈夫

お砂糖やバターは半分以下
罪悪感を感じることもなく 心おきなくブラウニーを楽しめます(笑)
色はビーツの深い赤が残り まるでレッドヴェルベットケーキのよう
お味のほうは言われてもビーツの存在は分からないかも
わたしは普通のブラウニーより断然こちらのほうが好み
朝 朝食代わりにコーヒーと共に食べるのも幸せだし
ほんのり温かいうちに バニラアイスクリームとベリーを添えてデザートにしてもかなり幸せ♡
ズボラレシピなのでとってもお気軽
家庭菓子は 簡単・美味しい
そしてできればヘルシー なら言うことなし
毎月次のレッスンで何を作ろうか本当に迷います
ヴィクトリアスポンジケーキやコーヒー&ウォルナッツのような王道もしたいけれど
このビーツのケーキのような おうちおやつに大活躍の今どきのイギリスお菓子もしたい
シーズンシーズンのフルーツを使うケーキや
イースターやクリスマスなどの行事のお菓子も捨てがたい
でもスープやセイボリーもやりたいし~
ほんとうはお料理だってしたい
一年が36ヶ月くらいあったら色々やれるのに なんて思っちゃう
**********
3月のレッスンのレシピと日程UPしました
お申し込み開始は
3月2日(水)21時開始になります
**********
皆さんどうぞ良い週末をお過ごしください♪
#
by lesgalettes
| 2022-02-26 12:51
| レッスン
|
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チェルシーバンズ

作り始めたのはチェルシーバンズ
チェルシーバンズはロンドンのチェルシー近くで200年以上前にはもう焼かれていた甘い菓子パン
薄く伸ばしたパン生地に柔らかくしたバターをたっぷり塗り
カランツなどの干しぶどう類や オレンジやレモンなどの柑橘類のピール
ブラウンシュガーやミックススパイスをちらして巻き込みます
イギリスではシナモンロールよりこちらが大定番
どこのスーパーのベーカリーコーナーでも見つかるはず

日本でも似たようなものはあると思うけれど どんな名前で売られているのだろう?
レーズンロール?
チェルシーバンズはいつも隣のパン同志くっついた状態で焼かれます
そして焼き上がりはナイフではなく 手でちぎるように分ける
この柔らかなサイドの表情がいかにも美味しそうで わたしは好き
底はバターとお砂糖が溶け落ちて ペタペタのスティッキーな状態
上にもシロップを塗ってペタペタUP
手があまりべたべたになり過ぎないように指先を使って
くるくると外側から渦巻きをはがしながら食べていく楽しみは
子供も大人もきっと同じ
齢80を過ぎてもきっと(笑)

チェルシーバンズの詳しいお話しは
こちら★を読んでいただくとして~
わたしのチェルシーバンズ初体験は多分 ケルムスコットマナーのティーショップ
芝生エリアのテーブルで食べたそれは妙に美味しく
紅茶と実にぴったりで
食事の時間じゃないけれど お茶のお供にイギリス人が
ティーケーキ(甘くない丸いレーズンパン)などのパンを食べる意味をなるほど~と実感した時
そしてレーズン類と紅茶の組み合わせ
これは甘納豆に緑茶くらい合うと思いませんか
干しぶどうと紅茶が口の中で合わさると 何かラム酒のような香りになる、、

寒い冬 部屋中がオーブンからの熱気と 甘い香りに充満する時
幸せな気持ちになるのはきっと人間の本能
温かい部屋
食べ物 があるという生の根源的な安心感
美味しいパン屋さんがいくらでもある今の世の中
わたしがたまに 時間と体力を使ってほどほどのパンを焼くのは
食べるため以上に この感覚を得るためじゃないかと思うほど
この香りと安心感も箱に詰めて一緒に送れたらいいのにね
#
by lesgalettes
| 2022-02-22 20:03
| イギリスのおいしいもの
|
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お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆
by lesgalettes
ガレット アンド ビスケット
シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓
Galettes and Biscuits
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こちらもどうぞ ↓
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