ウクライナ菓子


イギリスで活躍しているウクライナ出身の Olia Hercules さんのレシピから
どれも素朴で しみじみ美味しいものばかり
何を作るか迷ってしまいます
上の写真は ウクライナ風ビスコッティとも言える Sukharyky
細かく砕いたくるみが大量に入っているので
口に入れた瞬間ホロリと砕ける 見た目よりずっと繊細なビスケット
サワークリームとウォッカ入りの生地を 手綱こんにゃくのように型作って揚げたもの
スコットランドのアバディーンクルーラ や
フランスのメルヴェイユや ヴェーニュを彷彿とさせる
でもそれらより軽くて止まらない 危険なおやつ
彼女のレシピは カルダモンを加えたお砂糖をまぶすので
大人のおやつといった感じ
コーヒーや紅茶はもちろん
甘いリキュールに合わせて食べても美味しそう
Berlins'ke pechyvo
Syr と呼ばれるウクライナのカードチーズを大量に生地に練り込みます
わたしは普通に家で作ったカードチーズを使いますが
それでも充分に美味しい♡
お砂糖の焦げた外側と内側の食感の違いもまた楽しい
どれもきっと 家庭で家族に愛されてきたであろう
手作りの優しい味がします
ウクライナの人たちが また家族でお茶を飲み
笑顔で手作りのお菓子を食べ お喋りする
そんな平和な環境を一日も早く取り戻せることを
願ってやみません
さぁ 落ち着いてお菓子を焼こう。。
みなさんも どうぞ良い週末をお過ごしください♪
きれいな桜が見れるかな✿✿^^
***
4月のレッスンのお申し込みは3月31日(木)21時~になります
***
それともうひとつ
HPにも書いているのですが~
チャリティーレッスンには参加出来ないけれど
寄付には参加してもいいかなという方が もしいらっしゃいましたら
HPの コンタクトのページよりご連絡ください。
詳細はこちら
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by lesgalettes
| 2022-03-26 08:36
| レッスン
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イースターのお菓子

サクサクほろり でもしっとり感も感じるなんとも言えない食感が癖になるビスケット
ほんのり香るミックススパイスの香りが これがイースターのお菓子であることを思い出させてくれます
一年中食べたいなと思うけれど
やっぱりこの時期にしか作らない シンプルだけど特別な春のビスケット
そしてなんと言ってもイギリスのイースター菓子の代表格はシムネルケーキ

この手作りのマジパンの黄色がイースターカラーそのもの
日本の卵はイギリスものに比べて黄身が本当に色鮮やか
黄色を通り越してほぼオレンジ色だから
マジパンも レモンカードもわざとらしいくらい鮮やかな発色☆
イースター菓子にはいいけれど
ヴィクトリアスポンジなどまで まるでカステラのような色になってしまうので
近頃お菓子用として売られているという 黄身の白っぽい卵が
この辺でも手に入ればいいのにな なんて思ってしまいます
贅沢な話しだけれど・・
それにしても この焼き目の付いたマジパンボールが本当に美味
これだけ作って串に刺して
焼き団子風に食べたいくらい(笑)
この手作りマジパンとシムネルケーキの作り方は
UKWalker さんのコラムに書いていますので作ってみたい方は是非お試しを
*
今我が家は卵だらけ
今月のレッスンで卵をたくさん使うので生の卵はもちろん
にせもの卵もそちこちに

イースターにおける卵は生命の
春の
生まれ変わりの象徴
わたしにとって 卵は魔法の小箱
薄い殻を割れば
そこから
ふんわりスポンジも
とろ~りカスタードも
サクサクメレンゲも
滑らかなプディングも
ぷーっと大きく膨らんだヨークシャープディングも取り出せる
ぷーっと大きく膨らんだヨークシャープディングも取り出せる

上の写真はレモンカードをサンドしたビスケット
思わず笑顔になる 卵型にしてみました
*
今は日本のレモンも美味しい季節
今日はレモンと卵で作る簡単なレモンカードのレシピをあげておきますね
<レモンカード>
① 小鍋に全卵80g・グラニュー糖80gを入れて軽くすり混ぜます。
②レモン果汁2個分(約75ml)とレモンの皮のすりおろし1個分、小さくカットした無塩バター60gを加え、
ごく弱火にかけて、絶えずかき混ぜます。
③とろみがついてきたら火から下ろし、すぐに裏ごして煮沸消毒した瓶に詰めて完成。
*冷蔵庫保存で2週間以内に食べきりましょう。
*強火で加熱しすぎると卵が固まってしまうので、心配な方は
材料全部を耐熱のガラスボールに入れて湯煎にかけ、
同じようにとろみがつくまで加熱してもOKです。(ちょっと余計に時間はかかりますけれど)
#
by lesgalettes
| 2022-03-22 23:43
| イギリスのおいしいもの
|
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イギリスレトロジャムタルト

スーパーのジャムやマーマレードコーナーのバリエーションの豊富さと広さを見れば
自ずと知れるところ
特にコロナ禍で家で過ごす時間が増えたここ2年は
ジャムの消費がものすごく伸びたらしい
朝ご飯のトーストにはもちろん お昼やおやつのジャムサンドイッチ
それに何と言ってもベイキング
イギリスのお菓子にはジャムを使うものがなんと多いこと
ヴィクトリアサンドイッチを筆頭に
ベイクウエルタルトにクイーンオブプディング
ジャムタルトに ジャムローリーポーリー
そんなジャムを使ったお菓子の中でもタルト系に
しかもちょっとマニアックなお菓子について
あぶそる~とロンドン 「イギリスおかし百科」に書いているのでよかったらご覧ください
このクリームとジャムを挟んだものは 「オイスター」
言われてみれば牡蠣に見えなくもないでしょ(笑)
日本の牡蠣だったらもっと楕円形にしたいところだけれど
イギリスのネイティブオイスターは丸めでこんな感じなのです
下の写真は レモンカードを敷いたランカスターレモンタルト
レモンカードも イギリス的ですね
ラズベリージャムにしろ レモンカードにしろ
ちょっと地味めなイギリス菓子に
フレッシュなアクセントを加えてくれる強ーい味方
これは日本の約2倍の量
でも人口は約半分 ということは~
やっぱり相当のジャム好きですね
そしてやっぱり一番人気はストロベリージャムなのだとか
*
あぶそる~とロンドン編集長 江國まゆさんの新刊がでました
イギリスの気取らない日々の生活を集めた
365本の水仙(たんぽぽでもいいかな)の花束のような本です
(薔薇とかじゃなくて 何かこう素朴で優しい感じの花束)
なかなかイギリスに旅行には行きづらい今
束の間旅行気分を味わえますよ♪
次の旅行のヒントにも♡
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by lesgalettes
| 2022-03-18 21:37
| イギリスのおいしいもの
|
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Spring has come!
芝生はまだまだ枯草色
だから緑の葉っぱ柄のラグを持ってきました(笑)

それとピクニックにいつも持って行くのは小さな折り畳みテーブル
これがかなりお役立ち
ラグの外に置けばスペースも広く使えるし
なんと言っても平らな面があると カップやお皿を置くのが本当に楽
特にワイングラスを置きたいときなどは これなしには考えられないほど
地面にぷすっと刺す こんなタイプもいいな~といつも思うけれど
自分のお庭ならともかく 公園で刺したら怒られそうだし。。。
さてこの日のお弁当はいつもよりさらに楽ちんランチ
バスケットにいろいろ材料を詰め込んできたので
その場でタルティーヌにしよう(要はのせて食べるだけ)という算段
パンに野菜
スモークサーモンに クリームチーズに 卵サラダなど
サンドイッチだと 両側にパンがあるのですぐお腹がいっぱいになっちゃうけれど
これだと パンは少しで具はたっぷり あれもこれも楽しめるので嬉しい
準備が楽というのはもちろん
サンドイッチをきれいなまま運ぶって結構気を遣うからそれがないだけでも助かっちゃう
この日手をかけたのは 卵サラダと 紫玉ねぎのマリネ
あとはクリームチーズにディルを混ぜてきたくらい
冬の間のピクニックはこういったその場で作ろう系はちょっと無理
できるだけすぐかじりつける温かいものが向いているので
のんびり準備する時間も楽しめる これ系のピクニックが出来るようになると
あ~春だなぁと実感します(^^)

そうそう 甘いものもありました
これは冷蔵庫に残っていた ペストリーの端っこに
これまた残っていたアーモンドクリームを敷いて ブラックベリーとりんごのせて焼いたもの
まさに冷蔵庫整理おやつ
そんなの中途半端に残っている事なんてないよ~とはよく言われますが
うちはよく残っているから仕方ない
今回はポカポカ陽気のおかげで
今年初のピクニックお昼寝ができました
これまでは寝たら風邪ひいちゃう(笑)

そろそろ桜の開花予想も始まりましたが
うちの近所はまだまだ梅シーズン
お散歩していたら
綺麗な鶯色をしたメジロたちが花の蜜を吸いにたくさん集まっていました
その隣の木には
花の蜜なんて美味しいの?って顔をしてメジロたちを眺めているシジュウカラ
よく見まわしてみると何気に自然がいっぱい
この土地に住んでずいぶん経つけれど
2年前までは
こうしてゆっくり周りを眺めること
少なくとも 昨日との違いを感じる事ってまずなかったなと
もっとせかせか 何かに追いかけられるように暮らしていたよう
何も追いかけてなんか来ないのに
不思議なもので 人間急げば急ぐほど忙しくなる
振り向いてみれば 何も追いかけてきていないのは分かるはずなのに
振り向く時間さえ惜しみがちだったなと
今は超スローペースが板につきました(笑)
さぁ 今年の春はどう過ごそうか、、、
#
by lesgalettes
| 2022-03-14 21:24
| ピクニック
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ジャケットポテト

いつも迷うのですが 結局作るのはいつも大抵一緒
チリビーンズに
エビのマリーローズソース(いわゆるオーロラソース)
ツナマヨか スモーク鯖とサワークリームなどを和えたもの
(プロウンマリーソース
簡単なレシピはこちらにも→☆)

これだけじゃが芋が大きいと
焼き時間は1時間20分くらい
ちょっとショートカットしたいときは 電子レンジで少し加熱してから焼くという手もありますが
やっぱりじっくり焼いたほうが美味しい
フォークでプスプス突き刺して
表面にオリーブオイルを塗り
好みで塩を振り
220℃のオーブンで15分
その後200℃に温度を下げて柔らかくなるまでじっくり焼きます
フィリングを作る時間はたっぷりあるから
ついついいろいろ作りたくなっちゃう

皮はパリッ 内側ホクホク
こんなに大きなお芋食べられるの?って最初は思うけれど
恐ろしいことに 飽きずに最後まで食べられる
最近は年のせいか胃袋が大分衰えてきて
パスタなんかはしっかり1人前食べると胃が痛くなるのだけれど
何故かじゃが芋はいっぱい食べても大丈夫
相性かな?
ここ2週間
美味しいものを食べるたびに思います
温かい食事に 雨風凌げる温かい家
それがあるだけでどんなに幸せなことか
震災や人災で 突然住むところも 持ち物も 家族もすべて失うこともある
あまりにもひどいニュースが多すぎて
自分の境遇のありがたさを感じる域を通り越し
時折こうしてのほほんと暮らしていることに 罪悪感を感じてしまうのは
きっとわたしだけではないはず
震災は悲しいけれど
人災は悔しいですね
今日は3月11日
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by lesgalettes
| 2022-03-11 20:41
| イギリスのおいしいもの
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お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆
by lesgalettes
ガレット アンド ビスケット
シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓
Galettes and Biscuits
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こちらもどうぞ ↓
「イギリスおかし百科」
「BRITISH HOME BAKING おうちでつくるイギリス菓子」「イギリスお菓子百科」「ジンジャーブレッド 英国伝統のレシピとヒストリー」「BRITISH SAVOURY BAKING イギリスの古くて新しいセイボリーベイキング」
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