スコーン
イギリス朝ごはんレポートがようやく終わったので
本日は「スコーンレポート」
たった8日くらいの旅の中
選択肢はいろいろあるはずなのに ついつい食べているスコーン
どうしてかな と思ったら
それはそのシチュエーション シチュエーションで
スコーンが毎回違う顔をして誘ってくるから
例えばアンティークフェア巡りでちょっぴりくたびれていると
チープなマーガリンとジャム添えの いかにも素朴なスコーンがいて
紙コップの紅茶と一緒に 「ちょっと休んだら~?」 と誘ってくる

ティールームでは ほかのものを頼むつもりで入ったのに
隣のテーブルのおじさんが
いかにも美味しそうにクロテッドクリーム山盛りでスコーンを頬張っている
パン屋さんでは ホカホカのスコーンをのせた天板を持ったお兄さんが
焼き立てだよ〜とキッチンから出てくるし
道を歩けば
「クリームティーあります with ローカルクロテッドクリーム&ホームメイドジャム」
なんて看板がそこここにかかっている

もう この国では目をつぶって歩く以外
スコーンの魔の手から逃れる方法はないに違いないと思う
アフタヌーンティーにも もちろんスコーンはつきもの
ここはポークパイで有名な Melton Mowbray の郊外
門をくぐり しばし車で走ると見えてくるお屋敷が
Stapleford Park

広大な敷地の中にぽつんと佇むここには
偶然 通りがかって立ち寄る人などなく
いるのは ちらほら数人の宿泊客と 物好きな日本人ふたりだけ

豪華すぎず
ちょっぴりカントリーっぽさも漂う内装は
皆がくつろいでいるせいもあるのか
初めてだけれど 落ち着く空間

ここでいただいたクロテッドクリームとジャム そしてスコーンがまた美味しくて
(雰囲気のせいもあるのだと思うけれど)
ケーキが食べられなくなっちゃうから やめておこうと思うのに
止まらない(笑)
でも実際 都会のアフタヌーンティーのスコーンは
数をこなす分作り置きのところも多いし
見た目重視になりがちなので 案外はずれが多いのに比べ
田舎のアフタヌーンティーは
ある程度出る数も決まっているし
宿泊客のティータイム用と 一緒のせいか
サイズも変に気取らず普通サイズ
美味しいことが多いのは事実

田舎のティールームのアフタヌーンティーが一番好き といいつつ
こういうちょっぴりカントリーサイドのマナーハウスのアフタヌーンティーの
妙にくつろげる贅沢な時間も捨てがたく~

すっぽりソファーに寄りかかり
ぼんやりとシャンデリアが映った紅茶を眺めながら
もうちょっとだけ この時間を楽しんでも罰が当たりませんように と願うのでした
#
by lesgalettes
| 2019-01-14 08:28
| アフタヌーンティー&ティー
|
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世界の旅
子供のころ
「大きくなったら何になりたい?」
そんな質問に
「宇宙飛行士!」とか「お姫様~!」とか
何も考えず純粋に答えらえる時期ってそう長くはない
次第に なれるわけないと思われるものを言うのも恥ずかしい と
何か大人が納得するものを
無難な答えを探しはじめる
わたしの そのほんの短い貴重な時期に答えていたのは
「プラネタリウムに勤める人」
それと
「兼高かおる!」
前者は純粋に 毎日お星さまを眺めて過ごせるから
後者は 世界中いろんな所に行けるから

子供のころ ドラえもんより トムとジェリーより メルモちゃんより
一番 楽しみにしていたテレビ番組が
「兼高かおる 世界の旅」
兼高さんが世界中いろいろな町にひとり飛び込み
地元の人たちと交流し 笑い
様々なことに挑戦し
いろんな景色を眺め
なんて素晴らしい人生なんだろう
でも自分が世界を旅してもこうはならないだろうと 子供ながらに感じていたのか
なれるものなら「兼高かおる」さんになりたかったのです
毎週末ワクワクしてテレビにかじりついていたあの頃

あれから30~40年経ち
大分大きくなって
結局 兼高さんにも
星を一日中眺める人にもなれなかったけれど
これから大人になれば
世界にはいろいろな国や言葉があって
たくさんきれいな景色も見れるし 優しい人にもたくさん会えるんだよ
そう教えてくれた貴重な存在

今日はほんとうは イギリス旅の続きでも書こうと思いパソコンの前に座ったはずだけれど
昨日知ったニュースがどうしても心にかかっていたので
こんな思い出話しに~
兼高さんのご冥福を心よりお祈りいたします
職業はともかく
子どもの頃 なりたかったような大人に今なっているのかな
というか どんな大人になりたかったんだっけ?
#
by lesgalettes
| 2019-01-11 10:38
| 日常
|
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イギリスの朝ごはん
真っ暗な田舎道
一度通り越してから 「やっぱりあれだったんじゃない?」なんてUターンして
到着したB&B
とりあえず ドアをノックしてみたけれど返事はなし
ここもそういえば お隣のファームとの境が曖昧で
もしかしたらこっちにいるのかな~?なんて
お隣の馬小屋にいた人に声を掛けたら
「B&Bならお隣よ~」
ふむ それならばと 今度はドアを開けて「こんにちは~~~!!」
大声で叫んだら ようやく出てきてくれたローズマリーおばあちゃん
「ごめんごめん 聞こえなかったわ~」

ここは1600年初期に建てられたという建物自体がリアルアンティークなB&B
昔 お子さんが日本に駐在していたそうで(多分35年くらい前)
その頃何度か日本を訪れたのよ~と当時のアルバムを見せてくれるような
そんな優しいおばあさんが切り盛りしている宿

大きなイングルヌックファイアープレイスや肖像画
ガタボコの石の床に 太く真っ黒な天井の木の梁
そこここに飾られている燭台や調度品は
アンティーク屋さんから持ってきたものではなく
まさにここでアンティークになっていったものたちばかり

庭で採れる沢山の果物で ジャムや保存食を作るのが大好きだという
ローズマリーおばあちゃんの朝食は 想像どおり 優しい手作りの味
沢山並ぶ手作りのジャムから話しは膨らみ エンドレス

日がな一日
このちょっぴり薄暗い部屋で
ず~っとお茶を飲みながらおしゃべりしていたくなるような
そんなB&B
ここがこの旅最後の宿
最後にまた最高にイギリス的に落ち着くおうちに泊まってしまい
これはイギリス参りはまだまだ当分続きそうね、、、と
後ろ髪引かれる思いでお暇したのでした
いかがでしたでしょう イギリスの朝ごはん
お洒落ではありませんが
だんだん美味しそうに見えてきませんか^^
#
by lesgalettes
| 2019-01-08 14:44
| イギリスのおいしいもの
|
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イギリスの朝ごはん
初めて泊まるB&Bは どんなオーナーさんだろう
どんなインテリアかな
そんなワクワクの?がいっぱいですが
でも まずは到着したら
どこに車とめていいのかしら?
いっぱいドアがあるけど 玄関はどれ?
いつもそんな?からスタート(笑)
地方のB&Bだとなにせ 敷地もおうちも広いものですから…
ドアを開けたら 広いエントランスにちゃんとした受付デスクが〜
B&Bと言うよりは プチホテル風
でも広いお屋敷にゲストルームは3つだけ
2つだったかな?
スコッチや ジンなど沢山のドリンクやスナックなどが並んでいます
これは朝ごはんにも期待が膨らみます
とは言え わたしのB&B選びの基準は朝ご飯
もちろんここを選んだのも美味しいとの評判を聞いていたから
ですが〜
その期待を軽々と超えてきてくれました
朝 ダイニングの扉を開けると
そこには大きなテーブルに並んだ 溢れんばかりのフルーツに
マフィンやケーキ シリアルに ヨーグルト
しかもこれは これからお願いする朝食の前に頂く前菜のようなもの…
しかもしかも この日の宿泊客はわたし達2人だけ…
フルーツだけでも
ラズベリーにイチゴにブルーベリーとブラックベリー
ぶどう数種にプラムにオレンジ
グレープフルーツにいちじくにスイカ
パイナップルに キウイにマンゴーにフィサリス
メロンにプルーンにザクロにりんご・バナナにアプリコット…
これにドライフルーツやコンポート類まで入れたら一体何種類ある事やら
もうこれだけで 1週間くらい生きられそうですが〜
「さぁ 朝ご飯は何にするか決まった〜?」と
笑顔で紅茶を持ってきてくれた奥さまに
「えっと 卵と……」
食いしん坊過ぎるかな…
#
by lesgalettes
| 2019-01-07 09:24
| イギリスのおいしいもの
|
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イギリスの朝ごはん
ここはウエストヨークシャーの小さな小さな村ハワース
ブロンテ姉妹ファンにとっては聖地のような場所
その物語の生まれた景色を一目見ようと
イギリス国内はもとより 世界中から人々が訪れます
フランス風に言うならオーベルジュ
まぁパブ&宿の Innと似たようなものですが
このタイプは夜のフードはもちろん 朝ごはん自慢のところも多く
朝から選択肢が豊富なのが嬉しいところ
朝の爽やかな日差し射し込むテーブルでフレッシュにオレンジジュースを!
とはいきませんが
これはこれで 朝から落ち着いた気分で朝食をとれるので悪くないもの
セルサービスのシリアルやフルーツ ヨーグルトなどを食べながら
温かい朝食がやってくるのを待ちます(^ ^)
さぁ やってきました
今日のチョイスは スモークキッパー
軽く湯通し あるいはグリルで温めてあるスモーク鰊を
溶かしバターやレモンなどでいただきます
好みでポーチドエッグを添えることも
結構なボリューム
これはまた1日 元気に過ごせそうでしょ(^ ^)
#
by lesgalettes
| 2019-01-06 14:38
| イギリスのおいしいもの
|
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お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆
by lesgalettes
ガレット アンド ビスケット
シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
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