カテゴリ:レッスン( 166 )

ライムココナッツマカルーン


5月のレッスンのもう一品は 「ライムココナッツマカルーン」
日本同様 パリのカラフルなマカロンが席巻しているイギリスですが
イギリスの伝統的なマカロンの姿はもっとシンプル
そして Macaroon(マカルーン) と綴ります

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イギリスのマカルーンには2タイプあり ひとつは以前レッスンでもやった
アーモンドマカルーン
卵白にお砂糖 そしてアーモンドパウダーを加えて作るビスケットのような姿
外側サックリ 中は少し柔らかく焼き上げるやさしい味のお菓子

そして今回作ったもうひとつのマカルーンは
アーモンドの代わりにココナッツが入る「ココナッツマカルーン」

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今回は丸く仕上げましたが
小さな三角形に仕上げることも多いので
「ココナッツピラミッド」なんて呼ばれたりもします

基本は卵白にお砂糖・ココナッツと少量のコーンスターチか小麦粉を入れて混ぜるだけという
5分もあれば完成してしまうような生地ですが
今回は 以前デイルスフォードのクッカリーレッスンで作ってからはまった
ライムバージョン
爽やかなライムの香りとココナッツは これからの季節にもってこい

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そしてほんのちょっぴりのひと手間
チョコレートをかけてあげるだけで 随分表情と味に変化がでます^^

まるでココナッツの塊を食べているようなこのマカルーン
甘さも控えめで 癖になるおいしさ
油脂も入らないし ほんの少しヘルシー??

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でも これがマカロン?
と あのパリのマカロンを見慣れている方は不思議に思われるかもしれませんが
イギリスでも フランスや他のヨーロッパの地域でも 一般的なのは
卵白にお砂糖とアーモンドパウダーかココナッツを混ぜて 焼いただけのタイプ
パリのカラフルで クリームをサンドしたあのマカロンは
わりと最近出来た パリ独自のスタイル
地方地方で色々な姿をしているマカロン中のひとつにすぎません
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上の写真は フランスのボルドー近くのサンテミリオンのマカロンや
フランス北部 ナンシーのマカロンなど
材料はほぼ一緒ですが スタイルはさまざま
イギリスのアーモンドマカルーンは どちらかというとこのタイプ

そしてココナッツマカルーンに近いのは
フランスはアルザス地方のココナッツタイプのマカロン

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こちらは少しゆるめの生地で 搾り出し袋で絞って形作りますが
ココナッツたっぷりのその味は
イギリスのココナッツマカルーンを思い出す味

5月のレッスンは バッテンバーグにエネルギーと時間を注ぐので
ほんの一瞬で出来るもの
ということで選んだこのマカルーンですが
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ライムの爽やかな香り含め
案外気に入っていただけたようで 良かったよかった^^
何か一品足りない時
あるいは夏にバターを使ったビスケットや焼き菓子は作りたくないな
そんな時に大活躍の お菓子なのでした



☆★ お知らせ ★☆

都合により 6月のレッスンをお休みさせていただきます
7月はまだ未定ですが
通常レッスンではなく 不定期開催になるかと思います
7月以降のレッスンの予定など詳細は 決まり次第追ってまた
HPやブログにてご案内させていただきますので
時折チェックしていただけると幸いです




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by lesgalettes | 2018-05-19 20:36 | レッスン | Comments(0)

バッテンバーグケーキ

先月のちょっぴりマニッシュなテーブルからガラリ
今月はラブリー系

ベイビーピンクやパステルイエロー系のテーブルにしたくて
戸棚をごそごそ

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「今月は珍しくラブリーですね~」 と いつも来てくれる方たちが言うように
基本 渋めカラーであまり色気のない我が家
可愛らしいピンクのものを探すの大変でした(笑)
ようやく見つけた 子供用の小さなティーセットやら
ピンクの紙ナプキンで なんとかそれっぽく、、、

今月のレッスンは「バッテンバーグケーキ」 と「マカルーン」
イギリス菓子にしては 珍しく パステルなピンクと黄色がラブリーな
バッテンバーグに合わせたかったのでした

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イギリス菓子ファンならご存知の方も多いこのお菓子
諸説ありますが
1884年のヴィクトリア女王の孫娘と ドイツのBattenberg家の子息との婚礼を祝して作られたケーキで
市松模様に並ぶ4つのパートがそれぞれ バッテンブルグ家の4兄弟を表しているんだよ
~と言うのが 人気のあるお話し
そのため (上の写真のレシピもそうですが)ドイツ風に Battenburg と綴られることもあります

イギリス菓子にしては珍しくちょっぴり手の込んだお菓子
基本的には皆スーパーで袋入りのものを買ってきてスライスするだけ~というパターンですが
なにせベイキングブームのイギリス
手作り派のための 4本のスポンジが作れるバッテンバーグ専用の型も売っています
それほど使い易くもないので あえてお勧めはしませんが(笑)
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レッスンでは 出来るだけ手を抜けるところは抜き
かつ 最高に美味しいバッテンバーグをめざします^^
だからスポンジはオールインワン
全部の材料を一気に混ぜるだけ 笑っちゃうほど一瞬で出来ちゃいます
なにせ今回は あとで切ったり貼ったり 避けては通れない面倒な作業が待っていますから

スポンジが焼けるのを待っている間に 作るのは手作りマジパン
日本の細工用マジパンを食べてマジパン嫌いに陥った人も これを食べれば
あれとはまったくの別物と言うことに気づくはず
だって アーモンドパウダーと卵にお砂糖 美味しいもののかたまりなのに
まずいはずがない。。。

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スポンジをアプリコットジャムで貼り合せたら
後はこのマジパンでくるむだけ
太巻きでも作るように よいしょっと巻けば出来上がり☆

そして余力があれば 上の写真のように模様をつけてあげてもまた一段と華やかに
サイドをパイのエッジのように 指でつまんだり
クリンパーで模様をつけたり

下の写真は余力がありすぎた(?) キルティングバージョン
みんなで作ると こんなのもできるよ
こんなのも~と いろいろ遊べるので 非常に楽しい(笑)
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シャネルのバッグというよりは
ちょっと 我が家のチェスターフィールドソファーを髣髴とさせた
このキルティングバッテンバーグ
マジパンを茶色にして 今度わたしも作ってみよう(笑)

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いつもより ほんの少し頑張って作ったバッテンバーグケーキの仕上がりの可愛さに
みんなの写真撮影タイムも いつもよりほんの少し長め(^^

つい見た目ばかりに目の言ってしまうバッテンバーグですが
お味のほうもなかなかです
粉・砂糖・バター・卵 同割りのしっとり美味しいスポンジ生地
アプリコットのジャムと ビターアーモンドの香り漂うマジパンのバランスが絶妙

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「今まで真面目に食べたことなかったけれど
バッテンバーグってこんなに美味しかったんだ~」 とは
毎日いやと言うほどイギリス菓子を食べさせられているうちの旦那さまのコメント
そう
それなりに手間のかける価値のあるケーキ
と言っても みんなで作っていると 関係のないお喋りをしているうちに出来ちゃうのですが(^^






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by lesgalettes | 2018-05-16 15:12 | レッスン | Comments(0)

ファットラスカル

さて 今月のレッスンのもう一品 「ファットラスカル」
太っちょのイタズラ坊やなんてラブリーなネーミングのこのお菓子
ロンドンはもちろん ヨークシャー以外の地域では見かけないので
知っているイギリス人も少ないと思いますが~
日本ではなぜかイギリスよりきっと有名(笑)
きっと 日本人(イギリス好きの)の大好きな ティールームBettys のスペシャリテだから

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真っ赤なチェリーの目に アーモンドの口
かわいいと言えばかわいい 怪しいと言えば怪しい顔 (^^;
もともとあったヨークシャーの地方菓子に この飾り付けをして売り出したのがベティーズ
別に顔にせず
チェリーやアーモンドも刻んで生地に入れてしまっても 味的にはそう変わらないかもしれないけれど
やっぱりこちらのほうが みんなには人気なので
レッスンではこのスタイル

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ただし本国イギリスでは ベティーズが10年ほど前に 「Fat Rascal」 で 登録商標をとっているので
その名前や似たようなスタイルで売り出したら クレームがくるよう
以前は ヨークシャーのその辺のベイカリーに行くと
似た様なチェリーお目めの 名前も「ファットラスカル」 というものがたくさん売っていたけれど
今は見かけなくなっているのかな?
食べ比べも楽しかったのだけれど、、

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よくスコーンとロックケーキの中間と表現されるファットラスカル
でもそれよりは スパイスとドライフルーツたっぷりのロックケーキを大きく丸めたもの
というほうが近いかな
かなり大きいけれど 見た目より軽い食感に 絶妙なスパイス具合がとっても紅茶と合うので
食べきれてしまうのは 危険なところ

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ロックケーキ同様 作り方はものすご~く簡単
ポイントがあるとすればその 成型とチェリーやアーモンドのつける場所くらい
生地が広がるのを考慮して 焼いた後にちょうどいいポジションに来るように、、、
最初に可愛い顔にしておくと
焼きあがりは きっと仮面ライダーみたいな顔になっているはず(笑)

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みんなであ~だこうだ ワイワイ言いながら楽しく作っている こういう瞬間
これがイギリス菓子作りのよさよね
と しみじみ思います

イギリス菓子づくりに必要なのは 緊張感や繊細さより
肩の力を抜くことと 楽しむ気持ち☆




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by lesgalettes | 2018-04-26 09:44 | レッスン | Comments(0)

ヨークシャーレッスン

我が家にしては珍しく 真っ赤なガーベラがテーブルに~
今月のレッスンは イングランド北部ヨークシャーから
ヨークシャーカードタルトと ファットラスカルの2品

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カジュアルなお菓子の雰囲気に合う ティーセットないかな~と手にとったのは
以前バーレイから出ていた キッズ用のキャリコシリーズ 「キャリコキャット」のお皿
他にも小さなマグや ちょっと深めのお皿など出ていたのですが
当時は あまり好みじゃないかな ととりあえずお皿だけ買っていたのですが
今になってみると ちょっとかわいい、、、
ちなみに Calico cat は英語で三毛猫のこと
キャリコ柄とかけているのですね きっと
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このお皿に合わせて 最初に取り出したのは 水色のプレイスマット
でも、、、なんか平凡 、、というかつまらない
と 真っ赤なプレイスマットを出してみたら あら意外といい感じ
ブルー&ホワイト それに赤と来たら もうこれはユニオンジャックしかないでしょう
というので今月のやたらイギリスカラーなテーブル
「あら 珍しい〜すっごいイギリス」
と みんなの反応(笑)
一応 ファットラスカルのドレンチェリーの赤とも合わせているつもり。。
基本地味色好きですが
効かせ色としては 深い赤は結構好きなのです(^^

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さて本題のヨークシャーカードタルト
これは以前 ヨークシャーの牧場兼ティールーム兼B&B に泊まった時に教えてもらった
最高においしいレシピなので 味には自信あり(^^)
まずは カードチーズから手作りします
ヨークシャーカードタルトの詳しい歴史や 細かいうんちくはこちらを読んでいただくとして~
ちょっとこだわりたいのは そのフィリングのテクスチャーと言うか混ぜ方
日本人的に どうしても なめらかに混ぜたくなる チーズフィリングですが
裏ごしなんてもってのほか
ここでは 日本人的な丁寧さは捨て
ざっくりサックリあわせるだけにとどめてます
このポソッとしたように見える表面が ヨークシャーカードタルトの特徴
カードチーズの食感を生かして素朴に仕上げます
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焼きたて熱々よりは 冷めて味が馴染んだころが食べ頃のこのタルト
こう暖かい日が続くと 冷やして食べてもおいしいかも

それにしてもオーブンをつけていると暑いくらいのこの気温
いつもなら ゴールデンウィークくらいに咲く我が家のチューリップも花ざかり
レッスンが終わってみんなが帰ってから
マグカップを持って 一人でお庭でぼ~っとしてみたり、、
まだ 宿敵の蚊もいないし 一番いい季節

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手作りカードチーズに シトラスピールとカランツのアクセント
イギリス菓子にしては珍しく さっぱりしっとり軽いカードタルトを焼いている間に作ったのは
どっしり食べごたえ満天の ファットラスカル
愛嬌たっぷりのそれは 初めて食べる人にも
ベティーズで食べてファンになった人にもこれまた自信を持って薦められる
ご自慢レシピ
そちらについてはまた次回ご紹介するとして
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根暗とは言わないけれど
そんなにぐいぐい行くタイプではなく まぁよく言えば控えめ
悪く言えば 面倒くさがりで非積極的なわたしが
なぜかイギリス菓子にだけ関しては 「ほんとうに美味しいのよ~」
やたら人にまで薦めるのは
何故なのか
自分でもよく分からないけれど
まぁ イギリス菓子マジック なのでしょう
そしてこの魅力にはまってしまった中毒者の集う我が家(レッスン)。。。
大丈夫☆
ありがたいことに みないい方たちばかりです^^






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by lesgalettes | 2018-04-23 20:00 | レッスン | Comments(0)

イースタービスケット

イースターレッスンのもう一品は
もう幾度かレッスンにも登場している「イースタービスケット」
レッスンのメニュー選びは まったくのわたしの独断と偏見
好みによるものなので
よく登場するものは ご推察いただけるように
きっと わたしが好きなもの(笑)

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今回のレッスンで使う道具は ホットクロスバンズにしろ ビスケットにしろ
ボールと木のスプーンだけ
とってもシンプル
洗い物も少なく 楽チンです ^^
イギリスで昔から作られているお菓子になればなるほど
道具も作り方もシンプルなのは 当然と言えば当然
このビスケットもあまりにあっという間に出来てしまうので
作る過程の写真も そう言えばなく~

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おいしそうに焼きあがった 出来上がりの図を ご覧下さい(笑)

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イギリス南西部のイースターのお菓子
「イースタービスケット」
たっぷり入るカランツは 繁栄や豊穣のしるし
かすかに香るミックススパイスの香りに ほろっとした食感のビスケットは
紅茶に恐ろしくぴったりで 何枚でもいけるおいしさ
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簡単に作れるので いつも常備しておきたいけれど
なくなるのもあっという間で
作れるだけ作っていると ウエスト周りが恐ろしいことに~

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ハンプティーダンプティーみたいになっちゃいそうなので
ほどほどに。。。







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by lesgalettes | 2018-03-26 15:21 | レッスン | Comments(0)

ホットクロスバンズ

毎年 「春分の日の後に訪れる最初の満月の次の日曜日」 と決まっているイースター
今年はそれが4月1日なので 3月がイースターレッスン
ホットクロスバンズと イースタービスケットを作りました

イギリスのイースターのお菓子といえばシムネルケーキ
そして 巷に溢れるチョコエッグ

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でも なにはさておき イースターと切っても切り離せないのが 「ホットクロスバンズ」
他のシムネルケーキやイースタービスケットなどとはちがい
いまや一年中売られているホットクロスバンズなので
そんなにスペシャル感はないのではないかと思いきや
この季節になると どこのスーパーのホットクロスバンズが一番おいしいかと言う
ホットクロスバンズランキング
イースターシーズン限定フレイバーのホットクロスバンズが発売されたり
なにかとクローズアップされる ホットクロスバンズ

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イギリスなら あれもこれもと食べ比べに忙しくて
自分で作っている余地などないかもしれないけれど
ここは日本 たま~に都会のパン屋さんでは見かけるようになったとは言え
本当にイギリスらしいホットクロスバンズを食べたいと思ったら 自分で作るのが一番☆
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スコーンやマフィンなどと違い イーストで膨らませるパンの一種なので
ちょっとハードルが高いかな と思いがちですが
そこはイギリス菓子
おおらかです
やれ湿度だ~水温だ~発酵の温度は~などとやたらに細かいパン作りのセオリーは
ここでは介入の余地はありません(^^

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適当に捏ねて 暖かいところに放置して
2倍に膨らんだら 丸めて また放置して2次発酵
最後に ホットクロスバンズの特徴 クロスを搾り出してオーブンへ入れるだけ
みんなであれやこれやと 関係のないおしゃべりしながら作っているうちに
オーブンから漂う スパイスとパンの芳しい香り
この香りが前菜で ホットクロスバンズがメインディッシュくらい
家中幸せな匂いに包まれます
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シムネルケーキの特徴は たっぷり加えるミックススパイスと
ミックスフルーツ(レーズン・サルタナ・カランツ・オレンジピール・レモンピール)
この黄金の組み合わせに勝るものはありませんが
今年のスペシャルバージョンものもちょっとおいしそう
定番モノを作るのに飽きたら いろいろ遊んでみるのも悪くありません

ちなみに今年のイギリス各スーパーのフレイバーものトップ3は
1位 M&S の ソルトキャラメル&チョコレートホットクロスバンズ
2位 Co-op の トフィー&チョコレートホットクロスバンズ
3位 Lidl の アップル&シナモンホットクロスバンズ
どれもちょっと美味しそうですよね(^^
もちろん 自家製焼き立てホットクロスバンズかなうものはありませんが~

さぁ シロップも塗られてピカピカに光るホットクロスバンズ
頑張って作った人の特権 ほかほか湯気の上がる焼きたては
みな自画自賛のお味
ただ
それ以上にわたしのおススメは
しっかり冷めてから 半分にスライスして こんがりトーストして食べるほう
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カリッと焼けた断面に たっぷりのバターを塗って
食べるそれこそが ホットクロスバンズの醍醐味
ただちぎって食べると何故かそれは 食事の時に食べるいつものレーズンパンのような気分に・・・
そんなことを思っているのは わたしだけかもしれませんが~

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でもこうして食べると 何故かパンが紅茶のお供に大変身
ティーケーキやクランペット然り
食事になってしまいそうな でもぎりぎり午後のお茶のお供にポジショニングしている
イギリスのトラディッショナルなブレッド類

春分の日は過ぎたけれどまだまだ肌寒い日が続く中
外でお茶の出来る日が待ち遠しいなぁ~と
温かい紅茶と 残り物のバター付きホットクロスバンズを食べながら窓の外を眺めている
そんな3月の日々


ホットクロスバンズのうんちく(?)についてはこちらに多少詳しく書いているので ご覧下さい☆






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by lesgalettes | 2018-03-23 08:10 | レッスン | Comments(2)

ビートルートスープとポテトスコーン

基本性格が地味なので
明るい色に憧れつつも
洋服や家の中などは 地味~な色ベース
まぁ 結局 緑とか茶色が好きなので別に不満もないのですが
食べ物くらいはせめて~と無意識にでも思っているのか
濃い赤や紫色のものに惹かれます
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ビーツもそのひとつ
冷蔵庫にまだあっても 見かけるとついつい買ってしまう野菜
ビーツはなんと言っても スープにするのが一番好き
多分そのはじまりは ある日パブで食べたこのスープ

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とにかく心底冷える寒い日で
この大きくて深いボールなみなみの大量ビーツスープのおかげで
どんなに体が温まったことか

だからというわけではないけれど
冬にはいつも一回はスープがレッスンに加わります(^^
みんな寒いところこんなところまで
「ひゃ~寒かった~」 と言いながらも頑張って来てくれるし。。。

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そして いつもそれに添える粉ものを少々
今回は 「ポテトスコーン」

イギリスではフランスなどと違い 食事を頼んでもパンは自動的には出てこないけれど
何故かスープにだけは いつもパンとバターがついてくる
それがオーツケーキでも ソーダブレッドでも クラッカー的なものでもなんでもいいけれど
やはり何か粉っぽいものがちょっとあると確かに嬉しい

Patato scone はもともとはスコットランドやアイルランドで多く食べられているスコーン
スコーン?
というか グリドルやフライパンなどで焼く どちらかと言うとパンケーキに近いスタイルのもの
マッシュポテトに少しの小麦粉を加えて生地を作り
それを丸く薄く伸ばしてから 扇型(1/4)にカットして焼いたもの

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「Potato cake (ポテトケーキ)」 とか
スコットランドでは じゃが芋をタティーと呼ぶので「Tattie scone(タティースコーン)」
アイルランドでは 平たく扇型に鉄板で焼くソーダブレッドのことをファールと言うので
「Potato farl (ポテトファール)」なんて呼ばれたりもします
(Farl と言う単語は もともとゲール語の 4分割を意味する語に由来しているからなんだとか)
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スコットランドやアイルランドまで行かずとも
よく見るとロンドンや近郊のスーパーでも いずれかの名前で売られています
パン売り場のフラットブレッドゾーン辺りに紛れているので見逃しちゃうけれど

スコットランドに行くと 朝ごはんのお皿に目玉焼きやソーセージなんかと一緒に載せられていたり
スモークサーモンやスクランブルエッグなんかと出てくることも
ちょっともちっとした じゃが芋パンケーキといおうか、、、
ハッシュドポテトとも違うし 普通のスコーンとも全然違う
素朴な とにかく女子好きする炭水化物味(笑)

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2月はこれに あったかホットチョコレートスポンジプディングwith バニラアイスという
冬のランチ的な3品なのでした




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by lesgalettes | 2018-03-02 06:27 | レッスン | Comments(0)

ホットチョコレートスポンジプディング

寒い寒い2月のレッスン
胃袋から温まる3品を作りました
フランス菓子と違い あったかプディングが多いのがイギリス菓子の特徴のひとつ
先月のマーマレードプディングもそうですが
冬においしいお菓子が山ほどあります

今月はそんな中から 「ホットチョコレートスポンジプディング」
「セルフソーシングプディング」と呼ばれるジャンルのひとつで
その名のとおり ひとつの器の中に プディングとソースの両方が入っています

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とにかく簡単
そして 実にイギリスらしい大胆な作り方に
みんなが驚く顔を見るのが わたしの楽しみでもあるプディング(笑)

いつものグルグル混ぜるだけのスポンジケーキ生地を器に入れたら
そこに注ぐのは お砂糖とココアとお湯を混ぜた大量の液体

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せっかく作った生地もドロドロに溶けだしてきますが
そんなことはお構いなし
とにかく 何も考えず そのちゃぷちゃぷの液体で満たされた器をオーブンに放り込めばいいのです

40分後、、、
オーブンから顔を出すのは
何事もなかったような顔をしたふつうのスポンジ
あのちゃぽちゃぽの液体はいったいどこへ??
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このプディングの別名は 「Chocolate puddle pudding(チョコレートパドルプディング)」
puddle = 水たまり
ふんわり焼けたスポンジ生地にスプーンを入れてみればその理由が分ります
そこからあふれ出してくるのは とろ~りチョコレートソース
まるで 「チャーリーのチョコレート工場」 の世界
つやつやのチョコレートでできた水たまり

何も知らなければ スプーンを入れてびっくり☆
作る過程もびっくり☆だから
もうひとつの別名は 「サプライズチョコレートプディング」
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今回は一応丁寧に お砂糖とココアをお湯で溶いてから生地の上に注ぎましたが
ほんとうは 生地に直接ココアとお砂糖をふりかけて
そこにドボドボ やかんからお湯を注いでも 同じようにできてしまうという
本当にサプライズなプディング

しかも ココアのみで チョコレートはまったく使っていないのに
このしっかりとしたチョコレート感
熱々プディングにバニラアイスを添えれば もう
フォンダンショコラなんて目じゃないおいしさ ♪
これを一度作ってしまうと
あの一分一秒の焼き加減に神経を使うフォンダンショコラはもう作れない(笑)

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いつだったか訪れたパブの「本日のプディング」 の黒板 ↑
こんなに悩ましい選択肢があるなんて、、、

* オレンジ&デーツスポンジ
*チョコレートパドルプディング
*ホームメイドパイナップルアップサイドダウン
*スポテッドディック
*チョコレートトルテ
*ブレッド&バタープディング
*ホームメイドフォレストフルーツ&シェリートライフル
*ホームメイドベイクウエルタルト

夢のようなセレクションではないですか。。。




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by lesgalettes | 2018-02-26 08:06 | レッスン | Comments(2)

プディングとは

毎月レッスンは 大体月の真ん中2週間に集中してやっているので
その初日の前の晩は 道具を出したり 食器を出したり あれやこれやバタバタやっています
その月のお菓子の雰囲気や形状に合わせて
カスタードをかけるから深いお皿の方がいいし~
あ~でもこれだと合わないしな~などと頭を悩ませながら

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それと なんとなくそのお菓子に関係のあるもの
興味を持ってもらえて 自然と話しがひろがって行きそうなものを
テーブルの上に置いたりします
この1月だったら マーマレード関係のものだったり
プディング作りに関係するものだったり という具合に

今回一番みんなの目をひいていたのは 古いプディングベイスン
イギリス菓子好き&アンティーク好きな方なら この蓋付きのQuick-Cooker はご存知の方も多いはず
クグロフのように真ん中に煙突があり 蓋がついているので
時間のかかるプディングも早く蒸せるし
プディングクロスで蓋をする必要もありませんよ~という代物

今でこそプラスチックのプディング型やゼリー型が全盛ですが
以前はスチームプディングも 冷やし固めるコールドプディングも陶器の型が主流
蓋にはプディングクロスといわれる木綿などの布が使われていました
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そして陶器のベイスンが登場する前は
固く絞ったプディングクロスに小麦粉をふって そこにプディングの生地を入れ
巾着のようにぎゅっと紐で縛って 棒にぶら下げ
お湯を張った鍋にドボンと吊るして茹で蒸しにするのがプディングの加熱法
スコットランドのクルーティーダンプリングなどは今もその方法で作りますが

下の写真の Lord Mayor's プディングベイスンは
植木鉢のように底に穴が開いており
高台と言おうか 高めの糸尻のようになっているので
ここにプディングクロスで包んだプディングを置けば
上から吊るすための棒がいりませんよ~という当時の便利グッズ
使い方などが表に印刷されているのは クイッククッカーと一緒
これならみんな 初めてでもその用途を分るから便利なのでしょう
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そして プディングクロスが発明される前は 何でプディングを包んで調理していたかというと~
それは動物の腸や内臓
つまり腸詰のソーセージや 羊の胃袋にお肉や麦を詰めて調理するハギスは
まさにプディングの原型というわけです
もともとは貴重なお肉の保存性を高めるために スパイスやお塩
お砂糖やドライフルーツなどを混ぜて加熱していたもの
甘いものと セイボリー系の区別などはなかったので
現代の味覚にしてみれば う~む、、という組み合わせも多いのですが
それもその時代に即したもの
今私たちが喜んで あるいは当然のものとして食べているものも
数百年後の人たちから見たら とんでもないゲテモノ的組み合わせと思われるかもしれませんし(^^)
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上の青いプレートにのった写真はスコティッシュブレックファスト
考えてみたら スコティッシュブレックファストは
一皿に 昔からの意味でのプディングが勢揃い☆
クルーティーダンプリングに ハギス
ブラックプディング(内臓や血入りのソーセージ)に ローンソーセージときていますから

そんなこんなで レッスンでプディングを説明し始めると いつもどこまで遡ったらいいものか。。。

「プディング」 という言葉すら初めての人から
わたしなんかよりよほど詳しい人まで 混在のレッスン
その日のメンバーや
興味ありそうな顔をしているか 退屈そうな顔をしているか などで判断すればいいのでしょうが
何年やっても その辺の才覚はないので
まぁ なんとなくその日によってで
相変わらずゆる~くレッスンは進んでいくのでした、、、


★☆お知らせ☆★


そんなレッスンのようにゆる~い雰囲気のレシピ本がなぜか出ることになりました
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もしご興味ありましたらご覧になってみてください
ゆるすぎても お好みじゃなくとも 苦情は受け付けません~
結構いつもの我が家のレッスンの空気感です(^^)
お洒落ではないけれど
かんたん 美味しい HAPPY そんな感じ。。












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by lesgalettes | 2018-02-02 09:15 | レッスン | Comments(10)

マーマレードスポンジプディング

1月のマーマレードレッスンのもう一品
「マーマレードスポンジプディング」

スポンジプディングとは ヴィクトリアスポンジケーキのような生地を
オーブンで焼かずに お鍋で蒸して作るタイプのお菓子のこと
ゴールデンシロップを底に敷いてあげれば 王道「シロップスポンジプディング」
ジャムなら 「ジャムスポンジプディング」
レモンカードになれば 「レモンカードスポンジプディング」 といった具合に
バリエーションは豊富
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生地の配合もヴィクトリアスポンジより あっさりしたタイプや
小麦粉の代わりにパン粉が入るもの など色々ありますが
いずれ オーブンで焼いたケーキとは全然違う しっとりきめ細かいなんともいえない食感
重すぎず 軽すぎず
日本のふかふか蒸しパンとは全く違います

今回はそれのマーマレードバージョン
生地にもマーマレードとブラウンシュガーを使い 深い味わい
ほんとうは大きく作って取り分けたいところなのですが
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なにせスチームプディングは蒸し時間が長い!
4時間5時間かかるクリスマスプディングよりは大分短いですが
それでも 90分から2時間は余裕でかかってしまうので
今回のレッスンでは お一人様サイズ
これでも40分くらいは蒸しますが。。。。
でもこのじっくりスチームにより あのしっとり食感が生まれるのですから
たとえ レンジで1~2分でなんちゃってスポンジプディングが出来ようとも
そこは待つ価値があります☆

ここにあわせるのは もちろんあったかカスタード
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しかも今回はいつもバーズではありません
ちゃんと手作りのカスタード それも ウイスキーカスタード(^^
マーマレードといえばダンディー
ダンディーといえばスコットランド
マーマレードとスコッチウイスキーは同じ土地のもの同志 よく合います
折りしもバーンズナイトも近かったので ロバートバーンズのシングルモルト
やさしい香りがカスタードに マーマレードによく調和するので
是非一度お試しを
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たとえば 牛乳300mlで作る普通のカスタードソースだったら
加えるウイスキーは大さじ1くらいでOK
それにほんのちょっぴりのバニラエクストラクトも加えておくとより食べやすい味に~
オレンジ風味にあわせるからと いつもグランマニエやコアントロー
ラムやブランデーではつまりませんから
温かいカスタードがすっきりとした大人っぽい味わいになりますよ

冬にいただくあったかカスタードたっぷりのスチームプディングほど
ほっと心を和ませてくれるものはありません
味覚がイギリス人で よかった(笑)

しもやけはかゆくてたまらないけれど
あったかプディングを美味しく食べられるのだから
この寒い冬も 嫌な面ばかりではないと 思う、、ことにします

「Every cloud has a silver lining」
ざっくり言えば 「何でもいい面はあるよ だからそっちを見ようよ」ってことですが~

Nigel Slater氏曰く~

It is not silver that lines my black clouds but butter, sugar, jam and cream. Warm, milky rice pudding and a blob of red jam ・・・・・

彼の場合 真っ黒な雲の反対側は光り輝くシルバーではなく
バターにお砂糖 ジャムとクリームで裏打ちされているんですって
私もそっちのほうがいい(笑)
いつもながらうまいこと言います、、、

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by lesgalettes | 2018-01-30 15:16 | レッスン | Comments(2)


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