粉ものお茶会
前回 Quire of paperというパンケーキやトリークルタルトでお茶をしましたよ~
というお話をしましたが
その時のお茶菓子の わたしの中のざっくりとしたテーマが
「チャツネやチーズに合う粉もの」
甘いものも入るけれど セイボリー寄りで 半食事風な…
ということで 久しぶりにポークパイの登場です
別名ピクニックパイというだけあり
温めなおさず冷たいまま食べるものなので どうも冬には登場しないというか
忘れてしまうポークパイ
ようやく春も来たことだし 久しぶりに~と腕まくり☆
とは言え 生地作りはとっても簡単
ホットウォータークラストペストリーと呼ばれるそれは
その名のとおり ラードとお水を沸かした熱々のものを
小麦粉に加えて混ぜるだけ
力も時間も全く必要ありません
むしろ忙しい!
というのも 生地を作ってから多少寝かせたりする他のショートクラストペストリーやパフペストリーと違い
こちらは出来上がったら その生地がまだ温かいうちに作業を終えないといけないから
冷めると生地がもろく硬くなってしまって
型に詰めたり 成型したりできなくなってしまうのです
急げや急げ
かといって生地が温か過ぎるうちは ふにゃふにゃで扱いづらいので
ほんの少し冷めてきたらスタート
ポークパイは大きく作って切り分けるタイプもあれば
一人用に小さく作ってもよし サイズは自由
ケーキ型やマフィン型を使えばラクチンだし
メルトンモウブレイのように 外枠を使わずハンドレイズドタイプにしても☆
上の写真の木の筒状の道具は 去年メルトンモウブレイで買ってきた
Dolly と呼ばれるポークパイ専用の木の型
これで生地を形作り そこにフィリングを詰めてあげます
もちろんこれがなくとも ジャム瓶か何かで代用できるのだけれど
専用の道具って楽しいですよね
時にはある道具を使いたいがために それを作る みたいなことも(笑)
こうしたハンドレイズドタイプのポークパイは 他の型に入れて焼くタイプと違い
メルトンモウブレイのポークパイのように
焼いている途中に側面がたわんでくるので
樽のようなふっくらした仕上がりになるのです
そして仕上げ
ポークパイがしっかり冷めたら
お肉が焼き縮んでできた ペストリーとフィリングのすき間に
上の穴からジェリーを注ぎ 冷やし固めてあげます
これがポークパイを温めなおして食べてはいけない最大の理由
温めたら 折角のジェリーがまるで小籠包よろしく溶け出してしまいますから
もちろんジェリーは省略しても構わないけれど でもあるとないとでは
味のしまりが違うので できれば頑張りたいところ
ジェリーを流して一晩固めてあげると ようやくポークパイの完成です☆
難しくはないけれど ちょっと時間がかかるのが玉に瑕
でもある意味 前の日に作っておけるので ピクニックや来客用にはいいですね
断面はこんな感じ↑
お肉とペストリーの間のジェリーの層が見えるかな?
(手前に添えてあるのは エルダーベリーのジェリー)
今回は 普通のポークパイのほかに クランベリーポークパイも作ってみました
メルトンモウブレイに行ったとき オリジナルのポークパイのほかに
クランベリーののったもの ブラムリーアップルのせや スティルトンチーズのせなど
色々あって美味しかったので~
ポークとクランベリーは意外と好相性
クランベリーを入れたフィリングは甘みも加わりより食べやすく
上にのせたクランベリートッピングがあれば
チャツネ代わりにもなり より女子受けする味とルックスに(笑)
これにチーズがあれば さらに最高
問題はひとつ。。。
紅茶よりはワインが欲しくなること
これからはピクニックシーズン本番
ポークパイの出番も増えそうです~
by lesgalettes
| 2019-03-15 07:54
| アフタヌーンティー&ティー
|
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