イギリスのペストリー
12月のレッスンでは 「ラフパフペストリー」を作り
「ソーセージロール」や「ブルーチーズと洋ナシのタルト」などを作りましたが~
イギリスではこういったペストリーものが
お料理から お菓子まで 日々の食生活にとっても頻繁に登場します
だから種類もさまざま
日本では甘くないペストリーというと いわゆる「パイ生地」がメインですが
イギリスでは 基本のペストリーだけでもいくつか種類があります
一番よく登場するのは 「ショートクラストペストリー」
小麦粉とその半分の量のバターをサラサラにして お水でまとめるだけの一番お手軽な生地
毎日のパイ料理 例えば 「チキン&マッシュルームパイ」や「ビーフ&エールパイ」のようなお惣菜系から
「アップルパイ」 や「バノフィーパイ」 などのデザート系まで
なんにでも使えます
生地自体を甘くしたり リッチにしたい時は
少しのお砂糖をくわえたり お水を卵に替えた 「リッチショートクラストペストリー」にしたりと
多少のバリエーションはあるにしても
日々のパイは大体これで間に合っちゃう
ハラハラの層は出来ないけれど
その名のとおり 「ショート=さくさく」 食感の万能ペストリー
日本で言うところの 層が沢山できるいわゆるパイ生地は「パフペストリー」と言って
ご存知のように作り方が面倒なので 大抵みなスーパーで冷凍ものか冷蔵ものを買ってきます
薄く延ばしてラップのようにくるくる巻きになって売られている便利なものもあるし
お値段も安いので わざわざ家庭でつくろうなんて思う人はめったにいません
前述の 「ラフパフペストリー」は パフペストリーの簡単バージョン
粉にころころ角切りのバターを入れて そのまま水でまとめただけの生地を
無理やり伸ばして バターの塊を薄く延ばしていき 三つ折にする~
と言う作業を数回繰り返すだけという
大雑把な作り方ながら
それなりに薄い層が沢山あるちゃんとしたパイ生地的な食感のペストリーが出来るので
これは家庭でも作ります
レッスンでは 洋なしにチャツネやブルーチーズ・胡桃などをあわせて
セイボリー系にしましたが
同じ生地と洋なしでも ベリーやチョコレート・アーモンドなどと合わせれば
デザート系に早代わり☆
焼きたて熱々にバニラアイスでも添えればいうことありません~
もちろんのせて焼くだけではなく
ラフパフペストリーで包んで焼く イギリスお菓子も色々あります
カランツやサルタナなどを包んで焼く 「エクルズケーキ」
りんごを包んだ「アップルターンオーバー」などなど
もうひとつ イギリスのハラハラ系ペストリーがあります
「フレイキーペストリー」
パフペストリーやラフパフよりマイナーな存在ではありますが
こちらも昔からあるペストリー
油脂はバターだけより ラードと半々のことも多い生地
作り方も多少変わっています
まずはその油脂類を4分割します
そして その1/4量の油脂と粉をさらさらにし お水を加えてまとめ 長方形に伸ばしたら
その面積の2/3に油脂を点々とのせていくのです
残った1/3の部分のペストリーをまずは折り返し 反対側も折り返して3つ折りになったら
また先程と同じくらいの長方形に伸ばして 先ほどの1/4量の油脂を点々と塗り、、
を繰り返すという作り方
要は ラフパフペストリーとそう変わらないものが出来上がるわけですが
気持ちこちらのほうがより層が軽くハラハラにできる気が、、、
そしてまた このフレイキーペストリーのインスタントバージョンもまた存在します
それは 冷凍したバターをグレイターですりおろして粒状にし
ざっと粉に混ぜて お水でまとめるというもの
でもこれはサクサクだけれど 層があまりできないので
これならラフパフのほうがいいかな
考えてみると他にも
「ホットウォータークラストペストリー」や「スエットペストリー」など
よりトラディッショナルになってしまうものの 定番ペストリーはいくつか、、
せっかくなので そちらについても次回ちょっと触れますね☆
☆★お知らせ★☆
1月17日(水)10:00~のレッスンに空席できました
にほんブログ村
「ソーセージロール」や「ブルーチーズと洋ナシのタルト」などを作りましたが~
イギリスではこういったペストリーものが
お料理から お菓子まで 日々の食生活にとっても頻繁に登場します
だから種類もさまざま
日本では甘くないペストリーというと いわゆる「パイ生地」がメインですが
イギリスでは 基本のペストリーだけでもいくつか種類があります
一番よく登場するのは 「ショートクラストペストリー」
小麦粉とその半分の量のバターをサラサラにして お水でまとめるだけの一番お手軽な生地
毎日のパイ料理 例えば 「チキン&マッシュルームパイ」や「ビーフ&エールパイ」のようなお惣菜系から
「アップルパイ」 や「バノフィーパイ」 などのデザート系まで
なんにでも使えます
生地自体を甘くしたり リッチにしたい時は
少しのお砂糖をくわえたり お水を卵に替えた 「リッチショートクラストペストリー」にしたりと
多少のバリエーションはあるにしても
日々のパイは大体これで間に合っちゃう
ハラハラの層は出来ないけれど
その名のとおり 「ショート=さくさく」 食感の万能ペストリー
日本で言うところの 層が沢山できるいわゆるパイ生地は「パフペストリー」と言って
ご存知のように作り方が面倒なので 大抵みなスーパーで冷凍ものか冷蔵ものを買ってきます
薄く延ばしてラップのようにくるくる巻きになって売られている便利なものもあるし
お値段も安いので わざわざ家庭でつくろうなんて思う人はめったにいません
前述の 「ラフパフペストリー」は パフペストリーの簡単バージョン
粉にころころ角切りのバターを入れて そのまま水でまとめただけの生地を
無理やり伸ばして バターの塊を薄く延ばしていき 三つ折にする~
と言う作業を数回繰り返すだけという
大雑把な作り方ながら
それなりに薄い層が沢山あるちゃんとしたパイ生地的な食感のペストリーが出来るので
これは家庭でも作ります
レッスンでは 洋なしにチャツネやブルーチーズ・胡桃などをあわせて
セイボリー系にしましたが
同じ生地と洋なしでも ベリーやチョコレート・アーモンドなどと合わせれば
デザート系に早代わり☆
焼きたて熱々にバニラアイスでも添えればいうことありません~
もちろんのせて焼くだけではなく
ラフパフペストリーで包んで焼く イギリスお菓子も色々あります
カランツやサルタナなどを包んで焼く 「エクルズケーキ」
りんごを包んだ「アップルターンオーバー」などなど
もうひとつ イギリスのハラハラ系ペストリーがあります
「フレイキーペストリー」
パフペストリーやラフパフよりマイナーな存在ではありますが
こちらも昔からあるペストリー
油脂はバターだけより ラードと半々のことも多い生地
作り方も多少変わっています
まずはその油脂類を4分割します
そして その1/4量の油脂と粉をさらさらにし お水を加えてまとめ 長方形に伸ばしたら
その面積の2/3に油脂を点々とのせていくのです
残った1/3の部分のペストリーをまずは折り返し 反対側も折り返して3つ折りになったら
また先程と同じくらいの長方形に伸ばして 先ほどの1/4量の油脂を点々と塗り、、
を繰り返すという作り方
要は ラフパフペストリーとそう変わらないものが出来上がるわけですが
気持ちこちらのほうがより層が軽くハラハラにできる気が、、、
そしてまた このフレイキーペストリーのインスタントバージョンもまた存在します
それは 冷凍したバターをグレイターですりおろして粒状にし
ざっと粉に混ぜて お水でまとめるというもの
でもこれはサクサクだけれど 層があまりできないので
これならラフパフのほうがいいかな
考えてみると他にも
「ホットウォータークラストペストリー」や「スエットペストリー」など
よりトラディッショナルになってしまうものの 定番ペストリーはいくつか、、
せっかくなので そちらについても次回ちょっと触れますね☆
☆★お知らせ★☆
にほんブログ村
by lesgalettes
| 2018-01-11 08:29
| イギリスのおいしいもの
|
Comments(0)
お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆
by lesgalettes
ガレット アンド ビスケット
シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓
Galettes and Biscuits
home
イギリス菓子にご興味ある方は
こちらもどうぞ ↓
「イギリスおかし百科」
「BRITISH HOME BAKING おうちでつくるイギリス菓子」「イギリスお菓子百科」「ジンジャーブレッド 英国伝統のレシピとヒストリー」「BRITISH SAVOURY BAKING イギリスの古くて新しいセイボリーベイキング」
※リンクフリーです
※メールはHPに記載のアドレスまで あるいは
鍵コメで連絡先を書いていただければ、こちらからも
ご連絡いたします
※写真の無断転載はご遠慮ください
詳しくは こちらを↓
Galettes and Biscuits
home
イギリス菓子にご興味ある方は
こちらもどうぞ ↓
「イギリスおかし百科」
「BRITISH HOME BAKING おうちでつくるイギリス菓子」「イギリスお菓子百科」「ジンジャーブレッド 英国伝統のレシピとヒストリー」「BRITISH SAVOURY BAKING イギリスの古くて新しいセイボリーベイキング」
※リンクフリーです
※メールはHPに記載のアドレスまで あるいは
鍵コメで連絡先を書いていただければ、こちらからも
ご連絡いたします
※写真の無断転載はご遠慮ください
カテゴリ
全体日常
イギリスのおいしいもの
レッスン
アフタヌーンティー&ティー
ピクニック
イギリスイベント
イギリスで学ぶ
イギリスの花
日本&イギリス以外
イギリス散歩
フランス
未分類
以前の記事
2024年 03月2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...