ボンファイアナイトトリーツ
気づくとあっという間にもう12月
11月のレッスンのこともまだ書いていないと言うのに、、
という訳で今日は慌てて先月のレッスンの様子を~
イギリスでは 11月5日に Bonfire nihgt または Guy Fawkes Day と呼ばれるイベントがあります
篝火を焚き 花火を打ち上げ 寒い冬空の下の震えながらのイベント
そのイベントについてはこれまで何度も書いているので割愛しますが
11月のレッスンではそのボンファイアナイト関連のフードを作っていました
まずは「パーキン」から
聞きなれない名前ですが 簡単に言えば ヨークシャー地方生まれのオーツ入りジンジャーブレッド
特にこのガイフォークスデイの前後によく食べられています
イギリスにはビスケットタイプからケーキタイプまで 数限りないほどのジンジャーブレッドが存在しますが
これはケーキタイプ
砂糖を精製する段階で副産物として作られるブラックトリークル(モラセスのようなもの)と
ゴールデンシロップ そしてバターをお鍋で煮溶かしたら あとはオーツ他
どんどん他の材料を加えていくだけという なんともストレスフリーな作り方
オーブンに入れるまで ものの15分もあれば充分
後は焼き上がりを待つだけです~待つだけ、、、
そうこのパーキン 作るのは簡単ですがその代わり待ち時間が長い!
美味しそうに焼きあがってから食べごろになるまで 数日待たなくてはならないのです
別にすぐに食べられないこともないけれど 結構別物
焼き上がりはオーツがたっぷり入っているため ほろっとした食感なのですが
数日後には 全体に蜜がまわって表面がベタベタしてきます
そしてしっとりした食感へ変身☆ こちらがパーキンとしては本来の味
ミックススパイスやシナモン・ ジンジャーなどたっぷり入ったスパイスと黒糖が実に奥深い味を生み出し
濃~いミルクティーが何杯でもいけそう
寒くなってくると食べたくなってくるお菓子です
パーキンやボンファイアナイトについてもっと詳しく知りたい方はこちらを☆
このパーキンをオーブンに入れている間に作ったのが 「Spiced carrot and lentil soup」
スパイスたっぷりの人参とレンズ豆のスープです
スープ好きのわたしの好みにより 寒くなってくるとメニューに登場するスープ
そして今回はそれだけではありません ボンファイアナイトフードと言えば(とにかく寒いので)
スープが欠かせないのです
人参とレンズ豆だけでもとろ~りあったかスープは出来ますが
今回はさらに芯から温まるよう クミンシードとコリアンダー・ チリが入り
食べ終わる頃には 指先までポカポカになれるスープ しかもこちらもえらく簡単(^^
で ひとつ当初の予定にはなかったのですが やはりスープにパンは欠かせないわよね~と思い
ソーダブレッドを作ることに
オーツたっぷりの 「Oaten soda bread」 は繊維たっぷり食べ応えもたっぷり
スープに添えれば ランチはこれでもう充分
お気に入りのソーダブレッドです
通常ソーダブレッドは手軽な分 焼きたては美味しいけれど 時間が経つとすぐにおいしくなくなってしまうのが難点
けれどこれはオーツを一晩バターミルクに浸してから作るせいか
次の日までしっかりもちもちのまま
食べきれなくとも翌日まで美味しくいただけるという優れレシピなのです
で お次は 「トフィーアップル」
これまたボンファイアナイトと言えば これでしょう~というほどの定番スイーツ
おまけのつもりでメニューに組み込んだのですが 案外これを楽しみにしていてくれた方も多数(^^
「りんご飴なんて何年ぶり~??」
何年ぶりでしょう(笑)
近くのリンゴ園で 「すっごく小さい紅玉欲しいんですけど~」とか
「大きめのアルプス乙女欲しいんです~」とか ワガママ言って調達してきたりんごたち
表面がつるつるしていると飴がするりと滑ってしまうので 前もってよ~く洗って乾かしておくのが鉄則
飴を作っている間に ぶすっと棒を差したら準備完了
イギリスのりんご飴は 「トフィーアップル」と言うくらいだから 日本のそれと違い
トフィー味にするために お砂糖にゴールデンシロップやバターを少々プラス
お砂糖もデメララシュガーやソフトブラウンシュガーなど 少し色がついたものを使うこともあります
そして煮詰めることしばし、、、
一度110℃くらいで温度が止まってしまうのでもういいかな 思ってしまいそうですが
もうちょっと我慢
140℃以下でりんごにつけてしまうと きれいに固まってくれませんから~
いったん温度に達したら ここからは大忙し
りんごを飴にくぐしたら ナッツや砂糖菓子などを好みでトッピング
一瞬で固まるので これが結構むずかしい~ 連携プレイが大事です(笑)
可愛くラッピングすれば まるでお店屋さんのよう
童心にかえってしまいます
でも 「見た目は可愛いけれどそんなにりんご飴っていくつも食べられないわよね」~と思いますよね?
確かに!
でも大丈夫☆ 試作で大量のりんご飴ができてしまった時にこうしていたのですが
食べきれなかったら 棒を持ってザクザク芯をよけながらりんごを飴ごとカット
あとはお鍋か電子レンジで加熱すれば美味しい煮りんごに変身☆
バターもゴールデンシロップも入っているので アップルパイのフィリングのようなこっくり味に仕上がるんです(^^
そんなこんなでワイワイ作っているうちに あっという間に4品完成!
いつもは大抵2品ですが それより早いくらい~いかにどれも簡単だったかが分かろうというもの
あったかスープにオーツのソーダブレッド
どこか懐かしい味のパーキンに 可愛らしいトフィーアップル
11月のイギリスの味 楽しんでもらえたといいな。。。
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11月のレッスンのこともまだ書いていないと言うのに、、
という訳で今日は慌てて先月のレッスンの様子を~
イギリスでは 11月5日に Bonfire nihgt または Guy Fawkes Day と呼ばれるイベントがあります
篝火を焚き 花火を打ち上げ 寒い冬空の下の震えながらのイベント
そのイベントについてはこれまで何度も書いているので割愛しますが
11月のレッスンではそのボンファイアナイト関連のフードを作っていました
まずは「パーキン」から
聞きなれない名前ですが 簡単に言えば ヨークシャー地方生まれのオーツ入りジンジャーブレッド
特にこのガイフォークスデイの前後によく食べられています
イギリスにはビスケットタイプからケーキタイプまで 数限りないほどのジンジャーブレッドが存在しますが
これはケーキタイプ
砂糖を精製する段階で副産物として作られるブラックトリークル(モラセスのようなもの)と
ゴールデンシロップ そしてバターをお鍋で煮溶かしたら あとはオーツ他
どんどん他の材料を加えていくだけという なんともストレスフリーな作り方
オーブンに入れるまで ものの15分もあれば充分
後は焼き上がりを待つだけです~待つだけ、、、
そうこのパーキン 作るのは簡単ですがその代わり待ち時間が長い!
美味しそうに焼きあがってから食べごろになるまで 数日待たなくてはならないのです
別にすぐに食べられないこともないけれど 結構別物
焼き上がりはオーツがたっぷり入っているため ほろっとした食感なのですが
数日後には 全体に蜜がまわって表面がベタベタしてきます
そしてしっとりした食感へ変身☆ こちらがパーキンとしては本来の味
ミックススパイスやシナモン・ ジンジャーなどたっぷり入ったスパイスと黒糖が実に奥深い味を生み出し
濃~いミルクティーが何杯でもいけそう
寒くなってくると食べたくなってくるお菓子です
パーキンやボンファイアナイトについてもっと詳しく知りたい方はこちらを☆
このパーキンをオーブンに入れている間に作ったのが 「Spiced carrot and lentil soup」
スパイスたっぷりの人参とレンズ豆のスープです
スープ好きのわたしの好みにより 寒くなってくるとメニューに登場するスープ
そして今回はそれだけではありません ボンファイアナイトフードと言えば(とにかく寒いので)
スープが欠かせないのです
人参とレンズ豆だけでもとろ~りあったかスープは出来ますが
今回はさらに芯から温まるよう クミンシードとコリアンダー・ チリが入り
食べ終わる頃には 指先までポカポカになれるスープ しかもこちらもえらく簡単(^^
で ひとつ当初の予定にはなかったのですが やはりスープにパンは欠かせないわよね~と思い
ソーダブレッドを作ることに
オーツたっぷりの 「Oaten soda bread」 は繊維たっぷり食べ応えもたっぷり
スープに添えれば ランチはこれでもう充分
お気に入りのソーダブレッドです
通常ソーダブレッドは手軽な分 焼きたては美味しいけれど 時間が経つとすぐにおいしくなくなってしまうのが難点
けれどこれはオーツを一晩バターミルクに浸してから作るせいか
次の日までしっかりもちもちのまま
食べきれなくとも翌日まで美味しくいただけるという優れレシピなのです
で お次は 「トフィーアップル」
これまたボンファイアナイトと言えば これでしょう~というほどの定番スイーツ
おまけのつもりでメニューに組み込んだのですが 案外これを楽しみにしていてくれた方も多数(^^
「りんご飴なんて何年ぶり~??」
何年ぶりでしょう(笑)
近くのリンゴ園で 「すっごく小さい紅玉欲しいんですけど~」とか
「大きめのアルプス乙女欲しいんです~」とか ワガママ言って調達してきたりんごたち
表面がつるつるしていると飴がするりと滑ってしまうので 前もってよ~く洗って乾かしておくのが鉄則
飴を作っている間に ぶすっと棒を差したら準備完了
イギリスのりんご飴は 「トフィーアップル」と言うくらいだから 日本のそれと違い
トフィー味にするために お砂糖にゴールデンシロップやバターを少々プラス
お砂糖もデメララシュガーやソフトブラウンシュガーなど 少し色がついたものを使うこともあります
そして煮詰めることしばし、、、
一度110℃くらいで温度が止まってしまうのでもういいかな 思ってしまいそうですが
もうちょっと我慢
140℃以下でりんごにつけてしまうと きれいに固まってくれませんから~
いったん温度に達したら ここからは大忙し
りんごを飴にくぐしたら ナッツや砂糖菓子などを好みでトッピング
一瞬で固まるので これが結構むずかしい~ 連携プレイが大事です(笑)
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でも大丈夫☆ 試作で大量のりんご飴ができてしまった時にこうしていたのですが
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by lesgalettes
| 2015-12-01 15:21
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お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆
by lesgalettes
ガレット アンド ビスケット
シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
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Galettes and Biscuits
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