エルダーフラワーで
お花尽くしの6月のレッスン ラベンダーショートブレッドの他に作っていたのが
「エルダーフラワー」 を使ったお菓子
最近日本でもめっきり手に入りやすくなった エルダーフラワーのコーディアルを使って
まずは 「トレイベイク」
トレイベイクというのは その名のとおり トレイ(バットのような四角の型)を使って焼くお菓子のこと
気軽に作れて好きなサイズに切り分けられるので 家庭で ティールームで人気のスタイル
普段丸型で作るいつものイギリス菓子も
例えば「コーヒー&ウオルナッツ」や 「レモンドリズルケーキ」
「ベイクウエルタルト」のようなタルトでさえも 大きなトレーで焼き上げてしまえば 一度に沢山できるので
人の多く集まるパーティーの時などにとっても便利
今回は 基本のスポンジ生地に エルダーフラワーで風味を ポピーシードでテクスチャーをプラス
上にもエルダー風味のアイシングをかけて出来上がり☆
マスカット風味のエルダーフラワーコーディアル
炭酸で割って飲むだけではもったいない
イギリスの雑誌を見ていると カクテルに入れてみたり
はちみつ代わりにドレッシングに使ったり アイディアがいろいろ
でもそんなおしゃれなことはしないわ~と言うむきには
固めてゼリーに またはカキ氷にかけるだけでも美味しいですから お試しあれ☆
レッスンで作ったもう一品は 「エルダーフラワーのシラバブ」
シラバブ?聞きなれない名前ですが
生クリームと 白ワインなどのアルコールを混ぜて作るイギリスのとっても伝統的なデザート
秒速(笑)で出来てしまうので 来客時など食事の準備に手がいっぱいで
デザートまで手が回らない~なんていう時にもうってつけ(^^
通常はレモンで風味をつけることが多いけれど エルダーを白ワインに合わせると
ワンランク上品な風味のデザートになるのでおススメ
シラバブ (Syllabub)この変わった名前の由来はというと~
bub は 泡立った飲み物の意味で 当時よく使われたワインが
フランスのSill または Sille と言われる土地のものだったからだとか
このシラバブがもてはやされたチューダー朝当時は
今とはスタイルが異なり 飲み物としてのデザートだったそう
そして驚きなのがその作り方☆ なんと ワインやサイダーなどのお酒を容器に入れ
その容器に直接! 牛のお乳を絞るのです
シャーシャーシャーっと 高い所から勢いよく注がれるミルク
全体がフォーム状に泡立ったところに ナツメグや砂糖などで風味をつけ
グラスに注いで出来上がり (^^)
チャールズ2世はあまりにこれが好き過ぎて いつでものどが渇いたときに飲めるよう
セントジェームズパークに牛を飼っていたとか。。。。
その後18世紀ごろには Everlasting syllabub と呼ばれるしばらく置いておいても泡の消えないシラバブが登場
つまり飲み物から 生クリームを使い泡立てて作る「食べるデザート」 となったシラバブ
今なお健在です。。。
なんとも魅力的な 「エルダーフラワー」 ですが
イギリスだけでなく ほかのヨーロッパの国々でも 人を惹き付ける存在だったようで
古くから沢山の言い伝えがあります
魔よけの力があると言われるエルダーの木
魔女のほうきを作るのも ハリーポッターに登場するの魔法の杖もエルダー
キリストが磔にされた十字架も エルダーの木といわれています
庭に植えれば 家を厄災から守り 家人は家で息を引き取ることが出来る とか、、、
他にもいろいろな言い伝えがありますが
エルダーフラワーのハーブティーがもつ 利尿や発汗・ 抗アレルギーなどの作用が
花粉症や風邪の特効薬として使われていたことや
高ぶった神経をしずめ うつを押さえ 安眠を促してくれるというはたらきなどから
「万能の薬箱」「貧乏人の薬箱」などと呼ばれ
高価な薬の買えない人々にとっての救い主的な存在だったことからもきているのかもしれませんね、、
にほんブログ村
「エルダーフラワー」 を使ったお菓子
最近日本でもめっきり手に入りやすくなった エルダーフラワーのコーディアルを使って
まずは 「トレイベイク」
トレイベイクというのは その名のとおり トレイ(バットのような四角の型)を使って焼くお菓子のこと
気軽に作れて好きなサイズに切り分けられるので 家庭で ティールームで人気のスタイル
普段丸型で作るいつものイギリス菓子も
例えば「コーヒー&ウオルナッツ」や 「レモンドリズルケーキ」
「ベイクウエルタルト」のようなタルトでさえも 大きなトレーで焼き上げてしまえば 一度に沢山できるので
人の多く集まるパーティーの時などにとっても便利
今回は 基本のスポンジ生地に エルダーフラワーで風味を ポピーシードでテクスチャーをプラス
上にもエルダー風味のアイシングをかけて出来上がり☆
マスカット風味のエルダーフラワーコーディアル
炭酸で割って飲むだけではもったいない
イギリスの雑誌を見ていると カクテルに入れてみたり
はちみつ代わりにドレッシングに使ったり アイディアがいろいろ
でもそんなおしゃれなことはしないわ~と言うむきには
固めてゼリーに またはカキ氷にかけるだけでも美味しいですから お試しあれ☆
レッスンで作ったもう一品は 「エルダーフラワーのシラバブ」
シラバブ?聞きなれない名前ですが
生クリームと 白ワインなどのアルコールを混ぜて作るイギリスのとっても伝統的なデザート
秒速(笑)で出来てしまうので 来客時など食事の準備に手がいっぱいで
デザートまで手が回らない~なんていう時にもうってつけ(^^
通常はレモンで風味をつけることが多いけれど エルダーを白ワインに合わせると
ワンランク上品な風味のデザートになるのでおススメ
bub は 泡立った飲み物の意味で 当時よく使われたワインが
フランスのSill または Sille と言われる土地のものだったからだとか
このシラバブがもてはやされたチューダー朝当時は
今とはスタイルが異なり 飲み物としてのデザートだったそう
そして驚きなのがその作り方☆ なんと ワインやサイダーなどのお酒を容器に入れ
その容器に直接! 牛のお乳を絞るのです
シャーシャーシャーっと 高い所から勢いよく注がれるミルク
全体がフォーム状に泡立ったところに ナツメグや砂糖などで風味をつけ
グラスに注いで出来上がり (^^)
チャールズ2世はあまりにこれが好き過ぎて いつでものどが渇いたときに飲めるよう
セントジェームズパークに牛を飼っていたとか。。。。
その後18世紀ごろには Everlasting syllabub と呼ばれるしばらく置いておいても泡の消えないシラバブが登場
つまり飲み物から 生クリームを使い泡立てて作る「食べるデザート」 となったシラバブ
今なお健在です。。。
なんとも魅力的な 「エルダーフラワー」 ですが
イギリスだけでなく ほかのヨーロッパの国々でも 人を惹き付ける存在だったようで
古くから沢山の言い伝えがあります
魔よけの力があると言われるエルダーの木
魔女のほうきを作るのも ハリーポッターに登場するの魔法の杖もエルダー
キリストが磔にされた十字架も エルダーの木といわれています
庭に植えれば 家を厄災から守り 家人は家で息を引き取ることが出来る とか、、、
他にもいろいろな言い伝えがありますが
エルダーフラワーのハーブティーがもつ 利尿や発汗・ 抗アレルギーなどの作用が
花粉症や風邪の特効薬として使われていたことや
高ぶった神経をしずめ うつを押さえ 安眠を促してくれるというはたらきなどから
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高価な薬の買えない人々にとっての救い主的な存在だったことからもきているのかもしれませんね、、
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by lesgalettes
| 2014-07-01 07:46
| レッスン
|
Comments(2)
Commented
by
なお
at 2014-07-02 11:25
x
エルダーフラワー、なんとなくきいたことあるくらいでしたが、すごくかわいいお花ですね! 味もマスカットみたいっておいしそう。日本でも手に入って育つのだったら植えてみたい気もしてきましたが、でも大きくなっちゃうって書かれてましたよね。ほんとかわいいなあ。花束とかあってもよさそう。
0
Commented
by
lesgalettes at 2014-07-03 15:54
お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆
by lesgalettes
ガレット アンド ビスケット
シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓
Galettes and Biscuits
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イギリス菓子にご興味ある方は
こちらもどうぞ ↓
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「BRITISH HOME BAKING おうちでつくるイギリス菓子」「イギリスお菓子百科」「ジンジャーブレッド 英国伝統のレシピとヒストリー」「BRITISH SAVOURY BAKING イギリスの古くて新しいセイボリーベイキング」
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