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いちご


ここは栃木
今はまさにいちごシーズン真っ盛り
とちおとめに とちあいかに とちひめ
去年まで気づいていなかったけれど(なんてもったいない!)
うちから10分も歩けば いちごのハウスが並んでいます

いちごを見ると
(いちごに限らずどんなフルーツもだけれど)
そのまま食べるより お菓子にしたくなってしかたない
本当のいちご好きはそのままいちごだけを堪能したい!と思うのだろうけれど、、
でも
イギリスのいちごのお菓子は大抵の場合
カットするくらいでシンプルなケーキやデザートに使われるので
いちごの味はフレッシュなまま
むしろ サクサクのメレンゲや ミルキーなクリームと合わさることで
甘酸っぱさや香り 瑞々しさが強調される気がします

いちご_a0107981_17515771.jpg
日本と違ってイギリスのいちごの旬は初夏から夏
そのせいか いちごを使うイギリスのお菓子は夏っぽいものが多い
パブロヴァに イートンメス
トライフルに レアチーズケーキ

それはそれで
寒い冬に食べると お部屋にいっきに春がやってきたようで
なんだか嬉しくなるから悪くないもの

いちご_a0107981_17515849.jpg

先日久しぶりに作ったイギリスの「ショートケーキ」
日本のふわふわショートケーキとは対極をなす
サクサクのショートブレッドのような生地で生クリームといちごをサンドしたもの
ショートケーキの Shortは ショートブレッドのショートと一緒
サクサクした食感のこと
作り手によっては スコーンのような生地でイチゴとクリームをサンドする場合もあるけれど
わたしは Short の言葉があらわすとおり
こちらのビスケットタイプのほうが好み
この日は砕いたヘーゼルナッツを加えてショート感をさらにアップ
フォークを添えてはいるけれど
結局大きな口を開けて 手でパクリ
そんな風に食べるのがお似合いのお菓子



いちご_a0107981_17515739.jpg
いちごのお菓子を作ったら
何だか急に外に出たくなりました
単純だから 春の気配を感じたくなったのかもしれない

ここのところ 寒い寒いと引きこもっていたので
可哀そうに お水ももらえず 庭の植物は 枯れ涸れのミイラ状態
そんな寒々とした庭で 唯一 けなげに瑞々しい姿を見せてくれていたのが
スノードロップ
オリーブの木の根元で そよそよと風に揺れる姿は
使い古された表現だけれど 本当にイアリングのよう

「雪にははじめ色がなかった
そこで雪は花々に色を分けてくれるよう頼んだけれど
どの花にも断られた
でも 唯一スノードロップだけがその色を分けてくれた
雪は春真っ先に咲く栄誉をスノードロップに与えた」

他の植物がまだまだ凍りついている中
スノードロップだけが元気に咲いているのは
そんなわけらしい

たんぽぽやスミレが色を分けてあげないでくれて良かった
黄色や紫色の雪は怖すぎる。。



# by lesgalettes | 2023-02-07 17:51 | イギリスのおいしいもの | Comments(0)

ベイキングチュートリアル


何故か空前のアフタヌーンティーブームの日本
巷にはひたすらピンク一色の
とにかくラブリーなストロベリーアフタヌーンティーが溢れ
カフェやデパートには
バリエーション大好きな日本らしく
幾種も幾種も まるでケーキのように美しく仕立てられたスコーンが並んでいます

そんなおめかししてもらったイギリス菓子たちも
日本っぽくってカワイイなとは思うけれど
わたしはやっぱり
逞しく日焼けした 質実剛健な
田舎っぽい素朴な顔のイギリス菓子のほうが性に合う


ベイキングチュートリアル_a0107981_22450477.jpg
この日はベイキングチュートリアル
いつもキーワードがいくつかあって
今回は 「ペストリーで全面包まれたもの」「スエット」
「プディングベイスン」など。。

真っ先に浮かんだのは「ベドフォードシャークランガー」

ベイキングチュートリアル_a0107981_22450402.jpg

片側にお肉の入ったセイボリーフィリング
もう一方には甘いフィリングが入るボリュームたっぷりのパイ
面白いのはフィリングだけでなくペストリーも特徴的
スエットとバター半々で入るせいか
時間が経ってもサクサク感が長持ちで頑丈
さすがお弁当に最適

レシピは「ブリティッシュセイボリーベイキング」に載せていますので
まだお持ちでない方は是非(売れないから 宣伝しないとね)

お次はセイボリーのローリーポーリー
ジャム入りのローリーポーリーはよくありますが
セイボリーも捨てたものではありません
ベーコンと玉ねぎをたっぷり巻いてスエット生地で巻いて蒸し上げます
わたしは生地にパセリをたっぷり入れるのが好き
今回はお鍋ではなくオーブンでじっくり2時間蒸し焼きに

外側さっくり中ふんわり
イギリスでいつもお菓子を教えてもらっていた友人が教えてくれたのを
思い出しながら作成。。
ベイキングチュートリアル_a0107981_22450465.jpg

お味見してみたら
あの時よりなんか美味しい気がする~
怒られそうだけれど(笑)

一番時間がかかったのは「ビーフ&エールプディング」
牛肉とマッシュルームをビールでじっくり煮ること2時間
スエットペストリーで包んで茹でること2時間半
だけど手間をかけた甲斐のある出来上がり
いい感じにさっくりこんがり(茹でているのに!)
茹で上がったペストリーにスプーンを入れれば
ビールのほろ苦さがアクセントのトロリ濃厚な牛肉とマッシュルーム


ベイキングチュートリアル_a0107981_22450446.jpg

スエットを使った甘いプディングで作ったのは
「デーツとクルミがゴロゴロ入ったシンプルなスチームプディング」
ゴールデンシロップたっぷりのバタースコッチソース添え

それとバターで作れる「ホーリーゴグプディング」はわたしの一八番
というかお気に入り
ゴールデンシロップを巻いた生地を入れた器に牛乳をたぷたぷに注いで焼くと
牛乳がミルクキャラメル味のソースに変身するという
素敵レシピ
そう お菓子は簡単が一番
美味しいは言わずもがな
簡単でも美味しくないなら 作る価値はないのだから

ベイキングチュートリアル_a0107981_22454463.jpg

クラシカルでマニアックな粉モノが好きな
大阪でティールームを営んでいる彼女
誰もが喜んでくれるお菓子も必要
マニアックなものは 一般的なものとの比較があって初めて引き立つもの
「トフィーアップルプディング」に「バッテンバーグケーキ」は
イギリスらしい食感と
目ための可愛らしさと 万人受けする味を兼ね備えたお菓子


ベイキングチュートリアル_a0107981_22450385.jpg
どうしても作りたいと 彼女のリクエストがあったのは
やっぱりマニアックなどっしり菓子
ラードとバター半々に使った生地で ドライフルーツたっぷりの
ずっしりケーキを覆ったお菓子
何ともスコットランドらしく ヘビーで冬の紅茶のお供にはぴったり
作ってはお味見し 作ってはお味見し
一体二日間で何キロ粉を使ったのやら
テーブルの上に 成果が並んだ時の不思議な満足感
お肉やドライフルーツなどの副材料を除いたら
ほぼ 粉と砂糖と油脂(バターにスエットにラード)
そんな白い形のない物体から こんなにいい色の いい香りの
様々な味と形とテクスチャーのものを
自分で作りだせるのだから やっぱりベイキングは止められない
彫刻家にはなれないけれど
ベイキングなら誰もが造形家
何かを作るとき
初心 童心 忘るべからず

**

寒い冬も出口はすぐそこ
皆さん どうぞ風邪など召されませんよう
暖かくして週末お過ごしください♪


# by lesgalettes | 2023-02-04 07:10 | レッスン | Comments(0)

1月生まれ


2023年
早くもひと月が過ぎようとしています
1月が終わらぬうちにと この週末は
睦月生まれが集まっての誕生会
~という名目の今年もよろしくお願いします会
1月生まれ_a0107981_23075787.jpg
わたしはいつものごとくケーキ係り
メレンゲ好きのために いちごのメレンゲケーキ
砕いたヘーゼルナッツをたっぷり入れたメレンゲで
これまたたっぷりの生クリームと苺とレモンカードをサンド
そしてもう一つおまけのメレンゲもの
イートンメス

1月生まれ_a0107981_22550238.jpg

Mary Berry さんレシピの小麦粉の全く入らないチョコレートルーラード
卵6個とチョコレートで作るシート状のしっとりガトーショコラで
生クリームと ブラックチェリーを ぴしぴしヒビを入れながら巻いて~

いつものバッテンバーグも ちょっぴり華やかになるよういちご色におめかし♡
地味なはずのイギリス菓子たちが一気に春の装い
恐るべし いちごマジック

1月生まれ_a0107981_22550301.jpg

この日は友人の素敵な計らいで ランチはお取り寄せ(感謝!)
どれもこれも自分では作れないプロの味


1月生まれ_a0107981_22550294.jpg

薪ストーブが赤々と燃える暖かな部屋で
楽しい会話と美味しいものと笑い声
日曜の午後 これ以上何が必要?
こんな穏やかな時間を共に過ごせる有難さ
例え今後 コロナ前の日常がすっかり戻ってきたとしても
忘れないように
そうあらためて思った瞬間

1月生まれ_a0107981_22550205.jpg
本当なら この日必要なキャンドルは158本?
(ケーキがハチの巣になるからそんな暴挙はしませんが)
来年はちゃんと161本さしてもまだ大丈夫!くらい大きなケーキを作ろうか
いや もう肺活量が足りなくて吹き消せない気がする。。。

本数はさておき ケーキの上のキャンドルを心おきなくみんなで吹き消せる
(今の世の中まだ気を遣っちゃうから)
そんな世の中になっていますように


# by lesgalettes | 2023-01-31 08:54 | アフタヌーンティー&ティー | Comments(0)

メレンゲルーラード


2023年最初のレッスンは メレンゲルーラード
スポンジの代わりに薄く焼いたメレンゲで生クリームを巻いたロールケーキです

イギリスでロールケーキのことはスイスロールと呼ぶけれど
これに関しては大抵フランス風に Roulade


メレンゲルーラード_a0107981_10412604.jpg

イギリス初めて食べたそれは実に衝撃的
かさっとした薄い殻の下のマシュマロのような弾力
白くて甘いふんわりメレンゲに 白い生クリーム
子供の頃
ぽっかり空に浮かんでいる真っ白な雲が
全部綿あめのように甘かったら楽しいなと想像していたけれど
これはその時想像していたような極上のふんわりスイーツ


メレンゲルーラード_a0107981_10412665.jpg
でもそこはイギリス菓子だから 作り方はとっても簡単
メレンゲをたてて 薄く伸ばして軽く焼き
そこにクリームと好みのフルーツなどを散らして巻くだけ
乾燥焼きするわけではないので
内側は火は通っているもののまだまだふんわり状態のままだから
楽に巻けます
みんな初めて巻く時は メレンゲが折れちゃうんじゃないかと心配するけど
やってみると「あれ 思ったより簡単かも!」

今回は大量に残ってしまう卵黄を利用してレモンカードを作り
レモンカードといちごのルーラードに
手作りのレモンカードに
うちから歩いて10分のところにあるいちご屋さんから買ってきた
採れたて完熟とちおとめのルーラード
美味しくないはずがない! ^^

メレンゲルーラード_a0107981_10412797.jpg

メレンゲを焼いている間に作ったのは オーツビスケット
オーツのザクザク感とゴールデンシロップの香ばしさがたまらない
我が家の定番
まだ朝ご飯は食べたくないけれど とりあえず紅茶かコーヒーでも という時や
う~ん 夕飯前だけれど ちょっとお腹がすいちゃったなんて時
一枚つまむのにぴったり
これがビスケット缶に入っていると妙に安心なのです
驚くほどあっという間に出来るのも魅力☆

メレンゲルーラード_a0107981_10412739.jpg

驚くほどあっという間に消えるけど。。。

きっとうちのビスケット缶の中には
小さな小さなビスケットモンスターが住んでいるに違いない


メレンゲルーラード_a0107981_10412732.jpg
ふんわりルーラードに ザクザクビスケット
食感は対照的
でもどちらも実にイギリスらしい 簡単で美味しくて飽きのこないお菓子


寒い日が続きますが 皆さん風邪など召されませんよう
暖かくしてお過ごしくださいね
ビスケットは心の風邪予防にも効くようです

****

あぶそる~とロンドンのイギリスおかし百科
イライザ・アクトンの「Vegetable plum pudding」アップしました
エコノミーなお野菜入りの甘いプディングです


# by lesgalettes | 2023-01-27 10:41 | レッスン | Comments(0)

ウェールズのリーク料理


「リーク」
この季節 見つけると嬉しくてつい買ってくるけれど
たいてい好物の
ポテト&リークのスープリークタルトで消えてしまう


ウェールズのリーク料理_a0107981_17063043.jpg
なのでこの日は 「たまには何か違うものを作るぞ~!」と腕まくり
準備よりなにより この歳になるとまずは気合が必要
そして「やっぱり寒いな」 なんて一度まくった袖を戻しながら考える
さて 何にしよう?
リークと言えば ウェールズ
~ではなく 「グラモーガンソーセージ」!

グラモーガンソーセージはソーセージと名はつくけれどお肉は使わない
言ってみれば ヴェジタリアンバージョンのソーセージ
ソーセージ? ではないな
ソテーしたリークとパン粉とチーズを卵でつないで棒状に整え
パン粉をつけて揚げ焼きにしたもの

ウェールズのリーク料理_a0107981_17063056.jpg

揚げたては外側カリッ
中はしっとりリークととろけるチーズ
ビールのおつまみに最高☆
コロッケ好きのわたしは普通のソーセージより好き
そのままでももちろん美味しいけれど マスタードやチャツネを添えたり
チリトマトのソースや ウースターソースでも

グラモーガンというのはウェールズの南端にある州の名前
もともとはグラモーガンチーズを使っていたそうですが
今はそのグラモーガン牛がいなくなってしまったので
代わりにその近くで作られるカーフィリーチーズ(Caerphilly cheese)を使うのが王道とのこと
でもマチュアチェダーでも十分美味しく出来ます☆


ウェールズのリーク料理_a0107981_17063071.jpg
ざっくり作り方を説明すると
例えば バターでしんなりするまで炒めたのリークが300gあるとしたら
その2/3量くらいの生パン粉とチーズ(ここなら200gずつ)
パセリやタイムなど好みのハーブ少々に塩こしょう
マスタード大さじ1くらい
卵黄4個分+水分が足りなければ牛乳少々
(全卵を使う場合もあり)
を混ぜ合わせて 棒状に整えて フライのように衣をつけて油で揚げ焼きに~
これで12個分くらいです
ご興味ありましたらお試しを☆

そしてウェールズのリーク料理をもう一品
「アングルシーエッグ」
アングルシー(Anglesey)はウェールズの西端にある小さな島の名前
ここは
Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch
という長い長い名前の村(駅)があることでも有名です
なんでも ウェールズ語で「激しい渦巻と赤い洞窟の聖ティシリオ教会の近くにある白いハシバミの泉のほとりにある聖マリア教会」みたいな意味だとか
それはさておき~

アングルシーエッグです


ウェールズのリーク料理_a0107981_17063070.jpg

これはマッシュポテトの上に茹で卵
そしてチーズ入りのリークたっぷりクリームソース
その上に チーズとパン粉
で オーブンでこんがり焼き上げる~というもの
お味の程はご想像どおり
素朴でシンプルにおいしい☆
マッシュポテト好きのわたしはこれもお気に入り


ウェールズのリーク料理_a0107981_17103781.jpg
ネギが苦手でさえなければ 皆好きなんじゃないかな
そんな優しい味
お肉料理のつけ合わせでも
ヴェジタリアン用のメインディッシュにも
お腹の底から温まる冬に食べたいオーブン料理
リークじゃなくとも 下仁田ネギや 普通の日本のネギでも美味しく出来そう
冬はネギの美味しい季節
次は美味しい日本のネギで作ってみよう

今年はお菓子だけじゃなくて
たまには こんな簡単なイギリス料理レッスンデーも交えていきたいなと思っているけれど
さて どうなるか~



# by lesgalettes | 2023-01-23 08:36 | イギリスのおいしいもの | Comments(1)


お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆


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