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イースターエッグツリー

ここ数年ちょっと存在を忘れていた雛人形
今年はお友達の初節句にお呼ばれして かわいいお雛様を見たり
やはり姪っ子用の つるし雛を探したりで
季節 季節にお人形を飾る文化も なかなか素敵なものだと再認識☆

つるし雛の代わりと言うわけではないけれど
我が家にお目見えしたのは 卵のなる木
小さなイースターエッグツリー 飾ってみました
と言っても 枝を買ってきて卵をつるしただけだけど(笑)
今月のレッスンでは イースターのお菓子
「シムネルケーキ」と「イースタービスケット」ですからね
気分を盛り上げないと(^^

イースターエッグツリー_a0107981_14323636.jpg

イースターのお菓子は他にもいろいろあるけれど
なんと言ってもダントツ人気は チョコレートエッグ
カラフルな銀紙に包まれたそれは 小さなものから 子供たちの頭ほどもあるものまで
水仙やプリムローズの出始めた早春の庭で
親達が隠したチョコレートエッグを クイズを解きながら探す子供たち
そのワクワク☆ 容易に想像できます(^^
そんな子供たちでも 簡単に作れるのが 「イースターネスト」
シリアルをチョコレートで固め チョコエッグをのせるだけ
なかなかリアルな 鳥の巣が完成します
イースターエッグツリー_a0107981_14324616.jpg

懐かしいから作ろうかな なんて思ったけれど
うちの近所で売っているイースターエッグ
一番小さくとも うずらの卵よりちょっと大きいくらい
これを2つ3つのせるとしたら ちょっとしたハンバーガーサイズのネストになりそう
残念ながら断念~
そこでもっと大人なイースターのお菓子を作ることに~
「Derbyshire Easter fruits bread」
イギリス中部ダービーシャーの イースター用のケーキです
イースターエッグツリー_a0107981_14325452.jpg

普段は小麦粉とラードで作るケーキを
スペシャルな時だからと ドライフルーツやスパイスでリッチに仕上げる
そんな昔の習慣をよく表しているケーキ
たっぷりのサルタナと デーツ
そして 欠かせないイースターの香り ミックススパイス
イースターエッグツリー_a0107981_1433318.jpg

普段からイギリスのお菓子によく登場するミックススパイスですが
クリスマスについで この香りをかぐ回数が多いのがイースター
もちろんシムネルケーキにも イースタービスケットにも入ります
あとは イースターのパン 「ホットクロスバンズ」 にも☆
あ~そう言えば ホットクロスバンズも食べたいなぁ~


おまけ: 以前びっくりした ドイツのイースターツリー
Volker Kraft さん 今年も今頃頑張って卵をつるしているんだろうなぁ。。。
去年はその卵の数が なんと10,000個越えだったそうですよ@@


お知らせ: 3月16日(4月13日(各1席ずつ空席できました☆


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# by lesgalettes | 2013-03-05 15:07 | イギリスのおいしいもの | Comments(2)

カスタードカップ


カスタードの話しが続いたついでに
今日は 「カスタードカップ」 のお話しを~

下の白黒の写真は Bird's 社の1900年のカスタードパウダーの広告
テーブルの上に タワーのように重なるグラス
そして 男の子がテーブルの下で 男の子が手にしているグラス
取っ手&足 の付いたこの器は カスタードや その他の冷たいデザート用の
「カスタードカップ」 と呼ばれるもの

カスタードカップ_a0107981_19473366.jpg

今ではもっぱらソースや フィリングなどに使われるカスタードですが
昔はカスタード それ自体が デザートとしても食べられていたのですね
基本的には ガラスでできているものなのですが
Norwich のキャッスルミュージアムにあるカスタードカップのコレクションは
珍しい陶器でできたカスタードカップ
こちらは足はなくふたが付いているタイプ
これなら温かいカスタードにも使えそう
なんて すてきな夢のようなキャビネット (笑)
他にもこのミュージアムには 数千にものぼるティーポットのコレクションもあるので
陶器好きには たまりません☆

カスタードカップ_a0107981_19474537.jpg

でもやっぱりカスタードカップといえば ガラスのもの
ヴィクトリア時代に作られたものは 高価なものが多いけれど
注意してアンティーク屋さんを見ていると そう古いものでなければ
割とお手軽なものにも出会うことができます

上の100年前の広告のような
丸みを帯びたプレーンなシェイプがほとんどですが
たまにカットの入ったものや
緑や クランベリーガラスでできたもの
カスタードカップ_a0107981_19475678.jpg

変わったフォルムのもの
細かいエッチングの入ったもの などに出会うこともあり
これらには 実に抗いがたい魅力が。。。
気付くと なんだか 結構な数のカスタードカップが手元にありました
これでも 大抵はお値段的に折り合いが付かず 10回に9回は我慢していたんですよ(笑)
私の場合 アンティークもふだんに使いたいので
あまりに高価だと使えなくなってしまうから。。。
(しかも 私 扱いが雑なようで よく割ってしまうし ^^;)
カスタードカップ_a0107981_19481038.jpg

2月のレッスンでも
アイスクリーム&マカロンを入れるのに ちょうど良いサイズで 重宝しました
他にも ちょっと濃いめのクリーム系のデザートを入れたり
かなり小さいので お口直しのシャーベット用にもぴったり
カスタードカップ_a0107981_19482028.jpg

和食の時に お通しや珍味を入れても 意外とおしゃれに使えます

上の広告の男の子の下に
''His third glass'' (彼 もう3つめだよ) って書いてありますけど
このサイズなら 3つや4つ余裕でしょう~
しかも 卵も砂糖もバターも入ってない
超あっさり Bird's のカスタードパウダーがベースでしょうし~
# by lesgalettes | 2013-03-02 20:47 | イギリスのおいしいもの | Comments(0)

各国カスタードパウダー


イギリスのカスタードパウダーについては
このブログでもちょくちょく登場するので繰り返しになりますが
卵は入っていません
原材料を見てみると~
コーンスターチ・ 塩・アナトー色素・香料 これだけ
ようは ちょっと香りと色のついたコーンスターチ
これにお砂糖と牛乳を加えて加熱したものだから
イギリスのカスタードの味 なんとなく想像できますよね
甘く ずっしりしたプディングに かけると 甘さと重さを緩和
慣れてくると これがちょうど良い感じになるのです
もうプディングが見えないくらいに かかってきます(笑)
各国カスタードパウダー_a0107981_1752031.jpg

え~卵も入ってないの? と思うなかれ
このカスタードパウダー 開発者のBird さんが 卵アレルギーの奥様のために
研究 開発したと聞けば 心温まる感じまで してしまう話しではないですか
彼がこのカスタードを開発したのが1837年
それから 170~180年
卵アレルギーでない英国民にも ず~っと愛され続けている味なのです

で 我が家の材料庫から発掘された 他所の国のカスタードパウダーですが
まずは下の写真の左上から フランスの クレームパティシエールの素
イギリスのものと同様 砂糖と牛乳を加えてカスタードに
そこに卵を加えて焼けば フランに
さらにチーズを加えて チーズケーキにまでなるという優れもの

私のお気に入りパッケージ うやうやしくプリンを持ったおじいさん
これは ポルトガルのもの
(中国のカスタードって書いてあるけど、、、)
各国カスタードパウダー_a0107981_17432392.jpg

前話までよく登場した ドイツのプディングの素は
ベーキングパウダーを開発したという Dr. August Oetker さんが売り出したとか
Dr. Oetker はドイツのみならず イギリスでも 製菓材料といえばここというくらい
今なおメジャーな大手ブランドです

珍しいところでは チュニジアのカスタードパウダー
各国カスタードパウダー_a0107981_17433747.jpg

ヘーゼルナッツやキャラメルフレーバーのものまであります
チュニジアはフランスの支配下だったこともあり
フランス語と アラビア語のダブル表記
文化的にも フランスの面影が残っているせいか
なにかと可愛いデザインのものが多いのです
左上のケーキを持った女の子のものは ベーキングパウダー
なかなかいい感じのパッケージですよね(^^

こうしてパッケージに一目ぼれして増えていく製菓材料
もったいないから 賞味期限が来る前にと
慌てて試している今日この頃です~
美味しいかどうかは~
。。。ご想像にお任せします(笑)
# by lesgalettes | 2013-02-27 19:04 | 日本&イギリス以外 | Comments(0)

続 ドイツの製菓材料


さて ドイツの製菓材料を使い切るべく 次に作り始めたのは
「Mohnkuchen mit streuseln」
イースト生地でポピーシードのペーストを巻き
クランブルを上にのせて焼くお菓子

本来は ポピーシードを牛乳で煮たところに お砂糖や
ここでも登場「プディングミックス」などを入れて ペースト状にし
さらにイースト生地を作り クランブルを作り~と
すっかり慣れきっている簡単イギリス菓子と比べると 若干工程が多いため
思い立った時に 「さ ちょっと作ろうかな」 とはならないお菓子
だけど ドイツのお手軽 モーンペーストがあるから 今日はお気軽(^^

続 ドイツの製菓材料_a0107981_1548231.jpg

しかも いつもは面倒がりのため 好きなくせにあまり手を出さないイースト系にも
ここ1、2ヶ月の我が家のワッフルブームが派生し
イーストブームも 来つつあるので 抵抗なし
作り始めると あら あっという間にできちゃいました
続 ドイツの製菓材料_a0107981_15481583.jpg

まぁ~美味しそうに焼けてくれたではないですか
これで 久々に心行くまで モーンの風味に浸れます
天板いっぱいに焼けたモーンシュトロイゼルクーヘン 巨大です(笑)

続 ドイツの製菓材料_a0107981_15482916.jpg

実は今回 レシピの半分の分量で焼いたのに このサイズ
一体フルサイズで焼いたらどうなってしまったことやら、、、

ドイツのレシピを見るたびに思うのですが そのサイズの大きいこと 大きいこと
円形なら基本のサイズは直径26cm
ドイツのチーズケーキは美味しいからなぁ~などと チーズケーキを作ろうと
チーズの分量を見ると 700~800gは当たり前
美しいけれど 小さな小さな日本のケーキと比べると
ドイツのお菓子 豪快でなんだか楽しくなってしまいます (^^
お店のお菓子はともかく せめて家庭で作るお菓子は
「お代わりも 好きなだけしていいわよ~」
言えるくらい ど~んとあったらうれしいですもんね

そうそう 今日もちょっと登場したカスタードパウダー
ドイツの家庭のレシピには本当にしょっちゅう登場するのですが
他にも 我が家のパントリーの中から(まだダンボールの中とも、、、)
他所の国のカスタードパウダーが 発掘されました~
長くなってきたので それはまた次回に☆


※ 4月の教室の日程HPにUPしました
4月は 「ベイクウェルタルト」 &「イートンメス」です☆
# by lesgalettes | 2013-02-25 16:39 | 日本&イギリス以外 | Comments(2)

ドイツの製菓材料~

前回の話しの続きですが
お砂糖を引っ張り出す時 他にもいろいろなものがでてきました
中でも これはそろそろ使ったほうがいいかも~というものも。。。
それは ドイツのお菓子の材料
ドイツで買ったもの ドイツに住む友人にお土産にもらったもの、、
日本に戻ってもうすぐ9ヶ月
とりあえず~とつめ込んで 見ていなかった荷物をきちんと整理しないと。。。

ドイツの一般家庭のお菓子作り事情は良く分かりませんが
手作りする人が多いのかな
スーパーに行くと そのバリエーションの豊富さに驚きます
お手軽にできるキットと言うか パーツパーツがものすごく揃っているのです
プディングの素 ・ シュー生地の素 ・ ホイップクリームの粉末
中でも フレイバーものはかなり充実
ドイツの製菓材料~_a0107981_20103142.jpg

粉末状のレモンやオレンジの皮の香り・ バニラ
液体状で小さな小さな小瓶に入った バニラ&バターの香り・ レモン ・ ラム酒 etc...
バターの香りをエッセンスで付けるとは (笑)

今回 作ってみたのは
私にとって ドイツのアイコニック的なお菓子 「Frankfrter kranz」
「フランクフルトの王冠」 その名のとおり どっしり存在感のあるお菓子
ドイツの製菓材料~_a0107981_2011128.jpg

使ったのは 周りに貼り付けるダイスアーモンドをキャラメリゼしたもの
レモンのフレーバー・ バニラシュガー そして プディングの素
プディングの素は 一体何に使うかというと 周りにコーティングするバタークリームに
ドイツの家庭的なレシピ本を買うと やたらに登場するのが この「プディングミックス」
牛乳で作る簡単カスタードクリームの素のようなものなのですが
いろいろ使えるんです
今回は これを柔らかくしたバターに混ぜるだけで 簡単バタークリームの完成
確かにパータボンブや イタリアンメレンゲを使うバタークリームより100倍楽ちん(^^
ドイツの製菓材料~_a0107981_20112868.jpg

イギリス菓子に負けず劣らずボリューミーなドイツ菓子ですが
中でも好きなのが モーン(ケシの実)もの
ケシの実を煮てペースト状にしたものを ケーキやパンなどに練り込むのですが
どこか黒ゴマペーストのような風味が しっとりたまらないのです
チーズケーキに混ざっていたり シュトーレンにたっぷり入っていたり、、、
このモーンのペースト 特にイースト生地との組合さった時が 最高だと わたしは思います
ドイツの製菓材料~_a0107981_20442655.jpg

我が家の在庫の中に モーンのペーストを発見したので
お次は 「モーンクーヘンシュトロイゼル」 作ります^^
ふだんは ケシの実を煮たり つぶしたり 結構手間なのでなかなか作る気にならないのだけど
このペーストさえあればとっても楽チン
(ドラ焼きを作るのに 餡から煮ようと思うとものすごく ハードルが高いけれど
あんこがてもとにあるのなら すごく気軽に作れる気がしますよね ^^)
シュロトロイゼル(クランブル or そぼろ) もドイツ菓子にはよく登場するのですが
これがまた わたしの好物なのです~(^^)
イースト生地&モーン&シュトロイゼル と 最強コンビです(大変!)
# by lesgalettes | 2013-02-22 21:01 | 日本&イギリス以外 | Comments(0)


お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆


by lesgalettes

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ガレット アンド ビスケット

シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓

Galettes and Biscuits
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