ジャケットポテト
シンプルな分、人によって小さなこだわりはあるかもしれない
オーブンのラック(網)に直接のせて焼く派
トレーや天板にのせる人
時短のために少しレンジにかけてから焼く人
じゃがいもにオイルを塗る人
でも結局のところ焼き方も当然大事だけれど
じゃがいもの種類で味はほぼ決まる気がする
わたしの場合 一択しかないので選ぶ余地がないけれど
イギリスだとスーパーですら迷うほどの種類のジャガイモが並んでいる
あんまり種類が多いので
以前イギリスの友人に頼んだじゃがいもレッスン
それぞれ焼いたり マッシュしたり 茹でたり
どれがどの調理法に向いているんだろう
この時期日本で手に入る大きなじゃがいもは
新じゃがなので皮が薄くて水分多め
ジャケットポテト向きではないとイギリスでは言われてしまいそうだけれど
じっくりじっくり時間をかけて焼いたこの新じゃがは
外側ぱりぱり
中はしっとりとほっくりが合わさったような
のどに詰まらない軽い食感に焼きあがるので
これはこれでとても美味しい、とわたしは思う
わたしの方法は
周りにオリーブオイルをたっぷり塗ってフレークソルト(モルドンなど)をふりかけて
トレーにのせて焼くというもの
まずは220℃くらいの高温で20分くらい
温度を190~200℃に下げて1時間(サイズによりけり)
そうそうオイルを塗る前にフォークでプスプス穴をあけておく
皮がパリパリで残すなんてもったいないほど美味
焼きあがったら十字に切り込みを入れて
両側から指でぎゅっと中央に押してトッピングをのせるスペースを作る
熱々なので軍手などをしてやけどに注意
トッピングはお好みで。。。
イギリスの定番は
シュレッドしたチェダーチーズ
コールスロー
ベイクドビーンズ
ツナマヨ
プローンカクテル
チリコンカルネ etc...
そこにさらにサワークリームやベーコンビッツ、スプリングオニオンやチリペッパーなど
ジャケットポテト用に少し冷凍して取っておきます
これは旦那さん用
わたしが好きなのはプローンカクテル(茹でた小エビのマヨケチャップソース)
あ~でも チャイブをたっぷり加えたツナマヨも
アボカドサワークリームも美味しい。。
個人的にはベイクドビーンズとコールスロー以外はどれもお勧め
「個人的には」と言うのは
イギリスではやっぱり定番だからきっと好きな人も多いののだろうなと思うから
しか~し
イギリスで食べるあのコールスローとベイクドビーンズのぼんやり味
あれが大きな味の特にないじゃがいもにたっぷりかかった日には
テーブルの上の塩こしょうで何とかしようと思ってもどうにもならない・・・
ジャケットポテトレッスン
いつかやりたいと思っているもののひとつ
中くらいのじゃがいもでやれば 焼き時間もそこまで長くならないし
一人2種類トッピングが楽しめるかも?
要検討^^
☆★お知らせ★☆
4月のレッスンのメニューUPしました。
お申し込み開始は3月17日(日)21時~になります。
⭐3月のレッスンご参加の皆さんへ
今回は生クリームものなので、特に遠方からお越しの方は保冷バッグや保冷剤あるといいかもしれません。
箱の底辺は18✕24cmです。
#
by lesgalettes
| 2024-03-06 10:21
| イギリスのおいしいもの
|
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朝食
「いってらっしゃ~い」と見送った後
適当にお腹がすいてきたら一人朝ごはん
それもかなり適当
ケーキにコーヒー(か紅茶)となにか、のパターンが8割かな
家にいると朝とお昼は主食がケーキのことが多い
マリーアントワネットじゃないけれどパンの代わりがケーキ
だって我が家はいつもケーキだらけだから(笑)
週末は~いろいろ
クランペットのこともあれば
チェルシーバンズの時も
それこそイングリッシュブレックファストの時もある
熱々の「シャクシュカ」のことも
要はその日の材料と気分でなんでもあり
何故か彼女がプレゼントしてくれたのがマームールの型
いつも会うたびに中東系レストランに連れて行けと頼むから、かもしれない(笑)
マームールはセモリナ粉とイーストで作る焼き菓子
フィリングはピスタチオやくるみ
デーツなどさまざま
形も丸や花形、小判型だったりいろいろだけれど
必ず上がこんもり、底が平ら
それが落雁の木型のようなハンドル付きのものたから↑
フィリングを詰めた生地をぎゅっとそれに押し込んだら
パンっと台に打ち付けてはずします
先週末のこと
このマームールを焼いて遊びに行ったのは
スチュワード麻子先生のおうち
この日は中東系お料理よ♪と聞いていたから
大好きなババガヌーシュやフムスに始まり
カリフラワーのシュワウマ(であっているかな?)は
スパイスの効いたローストカリーフラワーにタヒニソースが最高♡
メインにはひよこ豆とチキンのロースト
きれいな緑色のミントやコリアンダーの効いたソースが添えられている(カメラを持っていかなかったのできれいな写真がないのが残念!)
とにかく中東料理好きにとっては至福のテーブル
タブレやフラットブレッドも手作りで
久しぶりのレバニーズを大満喫☆
日本で手作りの中東料理をいただいたのはこれがきっと初めて
いつも作る側のことが多いから余計に、誰かに作ってもらうお料理は嬉しい
特に中東料理は口に入れた時の驚き(スパイスの組み合わせ)が醍醐味!と勝手に思っているから
自作でない(お味見していない)一皿は
フムス一つとっても毎回新鮮
これはなんだろう?使っているスパイスを想像しながらその複雑な味わいを頭と舌で楽しめる
で、デザートに本当はバクラヴァを作りたかったのだけれど
手元にフィロがなくて
それならとマームールになったのでした
あとは中東系=デーツというイメージで
おまけの「ラミントン」
3カップルでお喋りしていたら
気づくと外は真っ暗
時を忘れるおもてなし、が理想のおもてなし
誘ってくださった麻子先生に心より感謝
さあ、土曜日
この週末の朝は何食べよう!?
皆さんもどうぞよい週末をお過ごしください^^
#
by lesgalettes
| 2024-03-02 07:13
| 日常
|
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チョコレートレッスン
バターミルクは本来はバターを作った後に残るミルクのこと
イギリスで市販されているそれは乳酸発酵した薄いヨーグルトのような液体です
一般的な使い方はスコーンやソーダブレッド
スコーンに入れればふんわりしっとり
ソーダブレッドに入れれば アルカリ性の重曹と反応してよりふっくら仕上がります
たっぷりのバターミルクと重曹を使います
焼いた当日はふんわり よくじつはどこまでもしっとり
乳製品のコクがありながらもあっさり食べられるのは酸味とコクのあるバターミルクのおかげ
このイギリス風の発酵バターミルクは日本では現在中沢乳業さんが作ってくれています(商品名はレ・リボ)
有難い
サンドイッチティンで薄く焼いたスポンジで
チョコレートを加えたバタークリームをサンドします
ペタペタ左官屋さんのようにデコレーション
この緊張感のなさがイギリス菓子の魅力の一つ☆
「チョコレート」
どんな思い出がありますか?
わたしの場合、甘酸っぱい思い出はあまりなく(笑)
思い出すのは~
フランスのヴァローナの工場見学で「一生分チョコレートを食べたな」と思ったこと、
ハロゲイトにあるBettysのファクトリー見学でチョコレートセクションが本当にきれいだったこと、
パプアニューギニアのカカオ畑でカカオポッドを割ってもらい
その不気味な見た目のねちょっとした甘酸っぱいような実の味に驚いたこと、
パリのサロンドショコラで その熱気と香りにくらくらしたこと、
小学生の頃 バレンタインが来ると必ず近所のスーパーで不二家のピーナッツ入りのハートのチョコを買っていたこと、
遠足のおやつに明治のチョコベビーにするかヤンヤンつけボーにするかいつも悩んでいたこと、
昭和のある年
父からのバレンタインデーのお返しが巨大な缶入りデンマーククッキーだったこと
(母と妹とわたしとそれぞれひと缶ずつ)
*
引き出しの奥に奥にと詰め込まれていく沢山の記憶
こうやって時々引っ掻き回して取り出して
眺められるのはブログのおかげ
くちゃくちゃになったメモみたいなそれは
広げてみても全部読めるわけではないけれど
多分一番の宝物
その引き出しがパンパンになってもう紙一枚も入らなくなったのか
母は上手に開けられなくて大分苦労している
整理整頓はもういいから
楽しいメモだけ取り出せればいいのにね
#
by lesgalettes
| 2024-02-27 23:22
| レッスン
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バナナケーキ
「りんごとブルーベリーのスポンジプディング」
「ピーナッツバターバナナブレッド」
このバナナブレッドはとっても簡単な上にヘルシー(?)
ヴィーガン仕様なのでバターも卵も使わない
その代わりに粒々ピーナッツバターとサラダ油が入る
実際のところヘルシーかどうかはよく分からない
けれど完熟バナナ消費にはうってつけ
りんごのプディングは
ちょっとくたびれたりんごと冷凍庫に入れっぱなしになっていたブルーベリーが変身したもの
簡単に言うとイブズプディングのブルーベリー入り
これらのおやつをかごに詰めて向かうのはいつもの公園
2月とは到底思えないポカポカの日差しがさす午後3時
用事があってお昼には来れなかったけれど
逃すにはあまりにも惜しすぎるピクニック日和だったので
無理やりおやつを外でしようという算段
熱い紅茶に焼き立てのバナナブレッドを一口頬張れば
パワーチャージ☆
間違いなく元気の出る味
フワフワのスポンジの下に隠れているのは
甘酸っぱく煮えたりんごとブルーベリー
どこまでもリフレッシング
いつまでも食べ続けられる(笑)
お腹がいっぱいになったらフリスビー
へたっぴだから
あっちこっちに飛んで行くフリスビーを追いかける
でも常日頃の運動不足から
足がもつれるんじゃないかと全速力は怖くてできない(笑)
芝生だから転んでもきっとそうダメージは大きくないだろうに
ついつい保身にはしってしまう
でも本当は
「目標物」を捕まえるには
時には無理と思ってもジャンプしてみたり(わたしの垂直跳びはほぼギャグ笑)
精一杯よりさらに5cm腕を伸ばしたり(わたしのコートはこれ七分袖?って言われるくらい腕が短い)
とにかく諦めないで無駄な努力と思ってもやってみるのが大事らしい
確かに、フリスビーはキャッチ出来なくても
手足をいっぱい伸ばしてとっても気持ちよかった
あれもこれも
それでいい気がする
今日この頃
#
by lesgalettes
| 2024-02-23 14:06
| ピクニック
|
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銅モノ
ほほ~~それはコッパ―のティーアーン
当時うどんをうつのが趣味だった彼が
うどん茹で用にと買ったもの
齢100を超える銅鍋氏
まさか自分が日本のうどんを茹でる運命にあったとは夢にも思わなかったでしょう
コッパ―ものにはとんと興味がなかったはずのわたしも
だんだん見慣れたてきたのか
我が家にはキラキラのシルバーよりこちらの方がよほど合うと気付いたのか
実際使ってみると「あら使い勝手も悪くない」
そんなこんなですっかりコッパー好きに
小さなソースパンはクリスマスプディングのブランデーをかけるときに毎年活躍するし
一人分ずつのクランブルやスフレなどを焼いてもいい(サイズが不公平になるけれど)
ミニミニのジャムパンも器代わりに何かと使える↓
上の写真の横に長いお鍋はフィッシュケトルというお魚を茹でるためのお鍋
これはスズキなどの長いお魚用で
ヒラメなどの平たい魚用には Turbot kettle と呼ばれる 菱形をした専用のものがまたあります
昨日ちょうど見た映画「ポトフ」は
そんな銅の調理道具がずらりと並んだ
19世紀後半のフランスのキッチンを舞台にした映画
冷たい石の床
照明はキャンドルのみ
黒光りする大きな大きなオーブンに
パチパチと赤く大きく燃える炉の火
分厚い石の壁にあけられた窓から差し込む優しい自然光
余計な音楽は一切なし
野菜を切る音
熱された銅鍋にお肉を置く音
一抱え程もある寸胴鍋をへらでかき回す音
ジャグから水を注ぐ音
それらが音楽
調理しているシーンか食べているシーンがほとんど
屋敷の庭の木陰に長いテーブルを連ねた昼食会のシーンは夢のような光景
水道もない 冷蔵庫もないキッチンで
作りだされるのはまるで芸術品のような料理
映像が、そのキッチンがとにかく美しくて時間を忘れて
お腹がすいているのも忘れて見入りました
料理人役はジュリエット・ビノシュ
媚薬のようなチョコレートを作りだす「ショコラ」も大好きだったけれど
年を重ねてさらに魅力的に
銅鍋やキッチンはイギリスのそれと似ていても
イギリスでは絶対こうはならないであろう
全てがずるいくらいフランス的に美しい
そして意地悪な人や悪い人が一人も出てこない 美味しいものに溢れた映画でした☆
下の写真のずんぐりした蓋つきのジャグは「ガーンジーミルクジャグ」
その名の通り
ガーンジー島(イギリス領 ごくごくフランス寄りのところにある島)の牛乳用のジャグ
他とは違う特徴的な形で
小さいものから大きなものまで揃います
映画と言えば 第二次世界大戦直後のガーンジーを舞台にした
「ガーンジー島の読書会の秘密」
これもまた全体に流れる雰囲気が好きな映画
英語のタイトルは「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」
この「ポテトピールパイ」そのワードに魅かれて観た映画 (笑)
ふだんはそれほど映画を見る方ではないのだけれど
「ポトフ」にしろこれにしろ
タイトルに美味しそうな食べ物があるとついつい観たくなる
もしダウントンアビーがお好きなら見慣れた顔が沢山でてきて楽しいはず
ローズにシビル、マシューのお母さんイザベルに
メアリーのことが大好きなヘンリーもみんな大事な役どころで登場します
ガーンジー島に行きたくなる
チャールズ・ラムが読みたくなる映画
お陰で以前挫折した「エリア随筆」を前よりは楽しく読めてる気がする
ちなみにポテトピールパイはあまり美味しそうではなかったな(笑)
星の数ほどある中から 自分が触れる事が出来るのはほんの一握り
その出会いはほぼ奇跡?
折角の出会いを無駄にしないためにも
いくつになっても
感受性は大切にしたいなと思う今日この頃
なんでもピュアに感じ取れた子供の頃と違い
意識しないと本当に鈍る一方だから~
#
by lesgalettes
| 2024-02-19 20:47
| 日常
|
Comments(2)
お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆
by lesgalettes
ガレット アンド ビスケット
シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓
Galettes and Biscuits
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