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ジャケットポテト



毎年この季節になると決まって目に付くのが
大きな大きなじゃがいも
九州辺りで作られているのかな?
こんなに大きなじゃがいもがゴロゴロ店先に並ぶのは
うちの周りではこの時期だけなので
ついついうれしくてかごに入れてしまいます
そして作るのはもちろんジャケットポテト☆



ジャケットポテト_a0107981_21212604.jpg

イギリスの国民食の一つ
パブやティールームのランチメニューの大定番
ジャケットポテトの専門店もあるくらい
おうちではどのくらいの人が作るのかは分からないけれど
スーパーに行けばジャケットポテト用の赤ちゃんの頭くらいあるんじゃないかというような特大じゃがいもが売られているし
冷凍コーナーには温めればOKの冷凍ジャケットポテトもある

作り方はこの上なくシンプル
じゃがいもをきれいに洗って
皮ごとオーブンで柔らかくなるまで焼くだけ
皮のジャケットを着ているからジャケットポテト

ジャケットポテト_a0107981_21212759.jpg

シンプルな分、人によって小さなこだわりはあるかもしれない
オーブンのラック(網)に直接のせて焼く派
トレーや天板にのせる人
時短のために少しレンジにかけてから焼く人
じゃがいもにオイルを塗る人 
でも結局のところ焼き方も当然大事だけれど
じゃがいもの種類で味はほぼ決まる気がする
わたしの場合 一択しかないので選ぶ余地がないけれど
イギリスだとスーパーですら迷うほどの種類のジャガイモが並んでいる
あんまり種類が多いので
以前イギリスの友人に頼んだじゃがいもレッスン
それぞれ焼いたり マッシュしたり 茹でたり
どれがどの調理法に向いているんだろう
実際食べ比べてみるとそれぞれの違いがすごくよく分かる ↓
ジャケットポテト_a0107981_10593847.jpg

この時期日本で手に入る大きなじゃがいもは
新じゃがなので皮が薄くて水分多め
ジャケットポテト向きではないとイギリスでは言われてしまいそうだけれど
じっくりじっくり時間をかけて焼いたこの新じゃがは
外側ぱりぱり
中はしっとりとほっくりが合わさったような
のどに詰まらない軽い食感に焼きあがるので
これはこれでとても美味しい、とわたしは思う

わたしの方法は
周りにオリーブオイルをたっぷり塗ってフレークソルト(モルドンなど)をふりかけて
トレーにのせて焼くというもの
まずは220℃くらいの高温で20分くらい
温度を190~200℃に下げて1時間(サイズによりけり)
そうそうオイルを塗る前にフォークでプスプス穴をあけておく


ジャケットポテト_a0107981_21212753.jpg
こうして焼けたジャケットポテトは
皮がパリパリで残すなんてもったいないほど美味

焼きあがったら十字に切り込みを入れて
両側から指でぎゅっと中央に押してトッピングをのせるスペースを作る
熱々なので軍手などをしてやけどに注意
トッピングはお好みで。。。
イギリスの定番は
シュレッドしたチェダーチーズ
コールスロー
ベイクドビーンズ
ツナマヨ
プローンカクテル
チリコンカルネ etc...
そこにさらにサワークリームやベーコンビッツ、スプリングオニオンやチリペッパーなど


ジャケットポテト_a0107981_21212673.jpg
色々食べたいけれど
一からトッピングを沢山の種類作るのは大変なので
我が家ではチリコンカルネを作ったときに
ジャケットポテト用に少し冷凍して取っておきます
これは旦那さん用
わたしが好きなのはプローンカクテル(茹でた小エビのマヨケチャップソース)
あ~でも チャイブをたっぷり加えたツナマヨも
アボカドサワークリームも美味しい。。
個人的にはベイクドビーンズとコールスロー以外はどれもお勧め
「個人的には」と言うのは
イギリスではやっぱり定番だからきっと好きな人も多いののだろうなと思うから
しか~し
イギリスで食べるあのコールスローとベイクドビーンズのぼんやり味
あれが大きな味の特にないじゃがいもにたっぷりかかった日には
テーブルの上の塩こしょうで何とかしようと思ってもどうにもならない・・・

ジャケットポテトレッスン
いつかやりたいと思っているもののひとつ
中くらいのじゃがいもでやれば 焼き時間もそこまで長くならないし
一人2種類トッピングが楽しめるかも?
要検討^^

☆★お知らせ★☆
4月のレッスンのメニューUPしました。
お申し込み開始は3月17日(日)21時~になります。

⭐3月のレッスンご参加の皆さんへ
今回は生クリームものなので、特に遠方からお越しの方は保冷バッグや保冷剤あるといいかもしれません。
箱の底辺は18✕24cmです。


# by lesgalettes | 2024-03-06 10:21 | イギリスのおいしいもの | Comments(0)

朝食



朝ごはん
10人の朝ごはんを並べたら
きっとみんな全然違くて面白いに違いない
わたしも「どんな朝ごはん食べているの?」とよく聞かれますが
平日はいたって普通
うちの旦那さんはお米LOVEなので
大抵ご飯とお味噌汁となにか
そのなにかは
お魚の時もあれば、生姜焼きの時もハンバーグの時もある
いたって日本人
決して毎日エッグベネディクトやイングリッシュブレックファストを食べているわけではない
しかも朝6時半には食べ終わっている(笑)


朝食_a0107981_22261790.jpg
わたしはと言えば
「いってらっしゃ~い」と見送った後
適当にお腹がすいてきたら一人朝ごはん
それもかなり適当
ケーキにコーヒー(か紅茶)となにか、のパターンが8割かな
家にいると朝とお昼は主食がケーキのことが多い
マリーアントワネットじゃないけれどパンの代わりがケーキ
だって我が家はいつもケーキだらけだから(笑)

週末は~いろいろ
クランペットのこともあれば
チェルシーバンズの時も
それこそイングリッシュブレックファストの時もある

朝食_a0107981_22261883.jpg

何故か朝からパエリアの時もあれば
中東系ご飯も大好きなので
熱々の「シャクシュカ」のことも
要はその日の材料と気分でなんでもあり
朝食_a0107981_22261767.jpg

中東系と言えば
何故か彼女がプレゼントしてくれたのがマームールの型
いつも会うたびに中東系レストランに連れて行けと頼むから、かもしれない(笑)

マームールはセモリナ粉とイーストで作る焼き菓子
フィリングはピスタチオやくるみ
デーツなどさまざま
形も丸や花形、小判型だったりいろいろだけれど
必ず上がこんもり、底が平ら

朝食_a0107981_22421237.jpg

というのも専用の型があって
それが落雁の木型のようなハンドル付きのものたから↑
フィリングを詰めた生地をぎゅっとそれに押し込んだら
パンっと台に打ち付けてはずします

先週末のこと
このマームールを焼いて遊びに行ったのは
スチュワード麻子先生のおうち
この日は中東系お料理よ♪と聞いていたから

大好きなババガヌーシュやフムスに始まり
カリフラワーのシュワウマ(であっているかな?)は
スパイスの効いたローストカリーフラワーにタヒニソースが最高♡
メインにはひよこ豆とチキンのロースト
きれいな緑色のミントやコリアンダーの効いたソースが添えられている(カメラを持っていかなかったのできれいな写真がないのが残念!)
とにかく中東料理好きにとっては至福のテーブル
                   
朝食_a0107981_22421225.jpg

タブレやフラットブレッドも手作りで
久しぶりのレバニーズを大満喫☆
日本で手作りの中東料理をいただいたのはこれがきっと初めて

いつも作る側のことが多いから余計に、誰かに作ってもらうお料理は嬉しい
特に中東料理は口に入れた時の驚き(スパイスの組み合わせ)が醍醐味!と勝手に思っているから
自作でない(お味見していない)一皿は
フムス一つとっても毎回新鮮
これはなんだろう?使っているスパイスを想像しながらその複雑な味わいを頭と舌で楽しめる

で、デザートに本当はバクラヴァを作りたかったのだけれど
手元にフィロがなくて
それならとマームールになったのでした
あとは中東系=デーツというイメージで
おまけの「ラミントン

3カップルでお喋りしていたら
気づくと外は真っ暗
時を忘れるおもてなし、が理想のおもてなし
誘ってくださった麻子先生に心より感謝112.png

さあ、土曜日
この週末の朝は何食べよう!?
皆さんもどうぞよい週末をお過ごしください^^


# by lesgalettes | 2024-03-02 07:13 | 日常 | Comments(0)

チョコレートレッスン


2月のレッスンはチョコレートのお菓子
「バターミルクチョコレートケーキ」と
「チョコレートバナナクランブル」
毎回茶色ばかりの地味なイギリス菓子ですが
今月はさらに濃い茶色一色



チョコレートレッスン_a0107981_23221038.jpg

バターミルクは本来はバターを作った後に残るミルクのこと
イギリスで市販されているそれは乳酸発酵した薄いヨーグルトのような液体です
一般的な使い方はスコーンやソーダブレッド
スコーンに入れればふんわりしっとり
ソーダブレッドに入れれば アルカリ性の重曹と反応してよりふっくら仕上がります

チョコレートレッスン_a0107981_23221069.jpg
今回のチョコレートケーキは昔ながらの作り方
たっぷりのバターミルクと重曹を使います
焼いた当日はふんわり よくじつはどこまでもしっとり
乳製品のコクがありながらもあっさり食べられるのは酸味とコクのあるバターミルクのおかげ
このイギリス風の発酵バターミルクは日本では現在中沢乳業さんが作ってくれています(商品名はレ・リボ)
有難い

サンドイッチティンで薄く焼いたスポンジで
チョコレートを加えたバタークリームをサンドします
ペタペタ左官屋さんのようにデコレーション
この緊張感のなさがイギリス菓子の魅力の一つ☆

チョコレートレッスン_a0107981_23220961.jpg

お次はバナナのクランブル
これは驚くほど簡単
刻んだバナナにチョコレートなどを加えて器に入れ
あとはココアやナッツ、オーツなどを加えたクランブルをのせて焼くだけです


チョコレートレッスン_a0107981_23220918.jpg
熱々にバニラアイスをのせていただけば
あっという間に冬に嬉しいおやつの出来上がり


チョコレートレッスン_a0107981_23220954.jpg
わたしは子供の頃からチョコレートとキャンディーがあったらキャンディー派
純粋に砂糖が好きなのか
キャラメルとキャンディーがあってもキャンディーをチョイス
チョコレートに関しては
それ単体より 粉と合体している方が好きで
ケーキにするにしても
チョコレート好きからしたら邪道と言われそうだけれど
濃厚なチョコレートケーキよりココアで作るあっさりタイプが好み
なので、イギリスの昔ながらのレシピはココアで作る素朴なチョコレートケーキが多いので(このケーキを含め)嬉しい…

たまにはねっとり濃厚ブラウニーのような
リッチで歯が浮くほど甘いタイプのチョコレートケーキもレッスンで取り上げようと思いつつも
ついついレトロなお菓子ばかり選んでる自分がいます(笑)

チョコレートレッスン_a0107981_23221010.jpg
「チョコレート」
どんな思い出がありますか?
わたしの場合、甘酸っぱい思い出はあまりなく(笑)
思い出すのは~

フランスのヴァローナの工場見学で「一生分チョコレートを食べたな」と思ったこと、
ハロゲイトにあるBettysのファクトリー見学でチョコレートセクションが本当にきれいだったこと、
パプアニューギニアのカカオ畑でカカオポッドを割ってもらい
その不気味な見た目のねちょっとした甘酸っぱいような実の味に驚いたこと、
パリのサロンドショコラで その熱気と香りにくらくらしたこと、
小学生の頃 バレンタインが来ると必ず近所のスーパーで不二家のピーナッツ入りのハートのチョコを買っていたこと、
遠足のおやつに明治のチョコベビーにするかヤンヤンつけボーにするかいつも悩んでいたこと、
昭和のある年 
父からのバレンタインデーのお返しが巨大な缶入りデンマーククッキーだったこと
(母と妹とわたしとそれぞれひと缶ずつ)

引き出しの奥に奥にと詰め込まれていく沢山の記憶
こうやって時々引っ掻き回して取り出して
眺められるのはブログのおかげ
くちゃくちゃになったメモみたいなそれは 
広げてみても全部読めるわけではないけれど
多分一番の宝物

その引き出しがパンパンになってもう紙一枚も入らなくなったのか
母は上手に開けられなくて大分苦労している
整理整頓はもういいから
楽しいメモだけ取り出せればいいのにね


# by lesgalettes | 2024-02-27 23:22 | レッスン | Comments(0)

バナナケーキ



おやつを作る時
冷蔵庫や戸棚を覗いて何が作れるか考えるのはクイズのようなもの
答えを導き出すのに考慮に入れるべきものは材料の他に
手持ち時間
それを食べるシチュエーション(食べるタイミングや場所、だれか一緒なのかなど)
その日の残存エネルギー
そして一番大事なのが何を食べたいムードか

さてこの日は~

材料:リンゴとバナナ(粉・砂糖・卵・バターは常備)
手持ち時間:焼き時間を含めて1時間15分
シチュエーション:外
残存エネルギー:80%
ムード:リフレッシュ&パワーチャージしたい

この条件から導きだされたお菓子はふたつ

バナナケーキ_a0107981_23085403.jpg

「りんごとブルーベリーのスポンジプディング」
「ピーナッツバターバナナブレッド」

バナナケーキ_a0107981_23085412.jpg
このバナナブレッドはとっても簡単な上にヘルシー(?)
ヴィーガン仕様なのでバターも卵も使わない
その代わりに粒々ピーナッツバターとサラダ油が入る
実際のところヘルシーかどうかはよく分からない
けれど完熟バナナ消費にはうってつけ

りんごのプディングは
ちょっとくたびれたりんごと冷凍庫に入れっぱなしになっていたブルーベリーが変身したもの
簡単に言うとイブズプディングのブルーベリー入り

バナナケーキ_a0107981_23085491.jpg
これらのおやつをかごに詰めて向かうのはいつもの公園
2月とは到底思えないポカポカの日差しがさす午後3時
用事があってお昼には来れなかったけれど
逃すにはあまりにも惜しすぎるピクニック日和だったので
無理やりおやつを外でしようという算段

熱い紅茶に焼き立てのバナナブレッドを一口頬張れば
パワーチャージ☆
間違いなく元気の出る味
バナナケーキ_a0107981_23085359.jpg
フワフワのスポンジの下に隠れているのは
甘酸っぱく煮えたりんごとブルーベリー
どこまでもリフレッシング
いつまでも食べ続けられる(笑)

バナナケーキ_a0107981_23085524.jpg
お腹がいっぱいになったらフリスビー
へたっぴだから
あっちこっちに飛んで行くフリスビーを追いかける
でも常日頃の運動不足から
足がもつれるんじゃないかと全速力は怖くてできない(笑)
芝生だから転んでもきっとそうダメージは大きくないだろうに
ついつい保身にはしってしまう
でも本当は
「目標物」を捕まえるには
時には無理と思ってもジャンプしてみたり(わたしの垂直跳びはほぼギャグ笑)
精一杯よりさらに5cm腕を伸ばしたり(わたしのコートはこれ七分袖?って言われるくらい腕が短い)
とにかく諦めないで無駄な努力と思ってもやってみるのが大事らしい
確かに、フリスビーはキャッチ出来なくても
手足をいっぱい伸ばしてとっても気持ちよかった
あれもこれも
それでいい気がする
今日この頃




# by lesgalettes | 2024-02-23 14:06 | ピクニック | Comments(0)

銅モノ



前回に引き続きモノのお話し
Part2は銅モノ

イギリスのアンティークフェアに旦那さんと行くと
わたしは陶器やキッチングッズ系
旦那さんは金物系(シルバーや銅、ブラスものなど)が見たい、となるので
大きなフェアの場合は集合時間を決めて解散
それぞれぱ~っと好きなもの目がけて歩いていきます
人間不思議なもので
貧弱な視力のわたしでも「あ~あそこにあれがある~~」
好きなものだけは遠くからでもキラキラ光って見える(笑)
迷わず買えるものは購入
迷ったもの(お値段とか、本当にそれでいい??とか)に関しては一緒に見てもらおうと保留
そして集合場所へ
まずはお互いの抱えているものを見て
「それいい~」とか
「え~~それ~~??」と笑い合う訳ですが
ある時
遠くから彼が大きなトロフィーのようなものを抱えてやってくるのが見える
近づくと
ほほ~~それはコッパ―のティーアーン 
(蛇口つきの昔の保温ポットのようなもの)
現在うちの居間に鎮座していますが 一目惚れだったそう ↓
銅モノ_a0107981_15033355.jpg
彼が抱えてくるものは
あるときは小さくてラブリーなピクニックケトル↑(写真右下)だったり
とても銅製とは思えないほど真っ黒に煤けたシンプレクスのやかんだったり↓
(磨いたらピカピカになったけど)

銅モノ_a0107981_15033183.jpg
上の写真の銅のお鍋は イギリスに引っ越してわりとすぐのこと
当時うどんをうつのが趣味だった彼が
うどん茹で用にと買ったもの
齢100を超える銅鍋氏
まさか自分が日本のうどんを茹でる運命にあったとは夢にも思わなかったでしょう

コッパ―ものにはとんと興味がなかったはずのわたしも
だんだん見慣れたてきたのか
我が家にはキラキラのシルバーよりこちらの方がよほど合うと気付いたのか
実際使ってみると「あら使い勝手も悪くない」
そんなこんなですっかりコッパー好きに

小さなソースパンはクリスマスプディングのブランデーをかけるときに毎年活躍するし
一人分ずつのクランブルやスフレなどを焼いてもいい(サイズが不公平になるけれど)
ミニミニのジャムパンも器代わりに何かと使える↓

銅モノ_a0107981_15033268.jpg
上の写真の横に長いお鍋はフィッシュケトルというお魚を茹でるためのお鍋
これはスズキなどの長いお魚用で
ヒラメなどの平たい魚用には Turbot kettle と呼ばれる 菱形をした専用のものがまたあります

昨日ちょうど見た映画「ポトフ」は
そんな銅の調理道具がずらりと並んだ
19世紀後半のフランスのキッチンを舞台にした映画
冷たい石の床
照明はキャンドルのみ
黒光りする大きな大きなオーブンに
パチパチと赤く大きく燃える炉の火
分厚い石の壁にあけられた窓から差し込む優しい自然光
余計な音楽は一切なし
野菜を切る音
熱された銅鍋にお肉を置く音
一抱え程もある寸胴鍋をへらでかき回す音
ジャグから水を注ぐ音
それらが音楽
銅モノ_a0107981_15033143.jpg

調理しているシーンか食べているシーンがほとんど
屋敷の庭の木陰に長いテーブルを連ねた昼食会のシーンは夢のような光景

水道もない 冷蔵庫もないキッチンで
作りだされるのはまるで芸術品のような料理
映像が、そのキッチンがとにかく美しくて
時間を忘れて
お腹がすいているのも忘れて見入りました
料理人役はジュリエット・ビノシュ
媚薬のようなチョコレートを作りだす「ショコラ」も大好きだったけれど
年を重ねてさらに魅力的に

銅鍋やキッチンはイギリスのそれと似ていても
イギリスでは絶対こうはならないであろう
全てがずるいくらいフランス的に美しい
そして意地悪な人や悪い人が一人も出てこない 美味しいものに溢れた映画でした☆

下の写真のずんぐりした蓋つきのジャグは「ガーンジーミルクジャグ」
その名の通り
ガーンジー島(イギリス領 ごくごくフランス寄りのところにある島)の牛乳用のジャグ
他とは違う特徴的な形で
小さいものから大きなものまで揃います

映画と言えば 第二次世界大戦直後のガーンジーを舞台にした
「ガーンジー島の読書会の秘密」
これもまた全体に流れる雰囲気が好きな映画


銅モノ_a0107981_15033255.jpg


英語のタイトルは「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」
この「ポテトピールパイ」そのワードに魅かれて観た映画 (笑)
ふだんはそれほど映画を見る方ではないのだけれど
「ポトフ」にしろこれにしろ
タイトルに美味しそうな食べ物があるとついつい観たくなる

好みがあるので誰もが面白いと感じるかは分からないけれど
もしダウントンアビーがお好きなら見慣れた顔が沢山でてきて楽しいはず
ローズにシビル、マシューのお母さんイザベルに 
メアリーのことが大好きなヘンリーもみんな大事な役どころで登場します

ガーンジー島に行きたくなる
チャールズ・ラムが読みたくなる映画
お陰で以前挫折した「エリア随筆」を前よりは楽しく読めてる気がする
ちなみにポテトピールパイはあまり美味しそうではなかったな(笑)


銅モノ_a0107981_15033296.jpg

アンティークも映画も本も 皆偶然の出会い
星の数ほどある中から 自分が触れる事が出来るのはほんの一握り
その出会いはほぼ奇跡?
折角の出会いを無駄にしないためにも
いくつになっても
感受性は大切にしたいなと思う今日この頃
なんでもピュアに感じ取れた子供の頃と違い
意識しないと本当に鈍る一方だから~


# by lesgalettes | 2024-02-19 20:47 | 日常 | Comments(2)


お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆


by lesgalettes

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ガレット アンド ビスケット

シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓

Galettes and Biscuits
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イギリスおかし百科

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