ブルゴーニュ~コートデュローヌ ワインと甘いものの旅

ここ Chambery は前回ご紹介したYenne から車で40分ほどの街
件のガトードサヴォアのお店の営業時間までちょっと時間があったので
なんとなく来てみただけだったのですが
ここのところ ちょっと寂れ気味の小さな町ばかり見ていたので
思いの他 立派な街並みにビックリ

a0107981_21323559.jpg

でもそれもそのはず ここシャンベリーは
今でこそアルプス山脈を挟んでフランス・イタリア・スイス3国に分かれているこの辺り一帯を
Savoie 家が 1416年から長い間 サヴォワ公国として支配していた時代
首都としてたいそう栄えた街だったそうなので

a0107981_2132458.jpg


そしてここから南に下ったGrenobleの町はくるみの産地として有名なところ
お菓子屋さんを覗くと これでもか~とくるみののった Tart aux noix がとっても魅力的で
これまたついつい手が出てしまいます
でも大きなタルトの底まで ただひたすらキャラメル和えのくるみが詰まっていて
これだけで一食分の栄養が取れてしまうんじゃないかと思えるほど
おそろしや~でもおいしや~

a0107981_2132562.jpg

どこのタルト・オ・ノアも 山盛りのキャラメルくるみ、、

さて そろそろフランス紀行もいい加減にして イギリスに戻って~と言われそうなので駆け足で行きますが~
a0107981_21331145.jpg

今回も結構色々な町を訪れました
後半の目的はひたすら よい眺めと甘いもの(^^
a0107981_21333075.jpg

ここは Crémieu という中世の面影を色濃く残す町
城塞に囲まれ まるで中世に迷い込んだような気分になれる場所
リヨンからも35km程なので日帰りで訪れるにもいいかも
a0107981_21332072.jpg

古い修道院とその回廊
崩れかけた城壁跡に まるで物語の中にいるような街並み
毎年9月に行われる Le Medievales (中世祭り)では 村人が皆中世の衣装を身にまとい
ちょっとしたタイムトリップ気分が味わえるのだとか、、

ここの名物は Foyesse de Cremieu という
ローヌアルプ地方のお菓子に多い ブリオッシュ生地ベースのお菓子
ブリオッシュ生地を平たく伸ばし そこにクレームエペスをのせてお砂糖をふって焼いたもの
a0107981_21333864.jpg


「ガレットブレッサンヌ」 にとっても近いけれど でももっとクリームの酸味が爽やかで
正直 今回の旅の中で食べた地方菓子で一番好み☆
「フォワイエス・ド・ クレミュー」
直径28cmくらいあったので 食べきれるか悩みながら買ったけれど
心配無用でした(^^;

クレミューの町を一望できる Saint-Hippolyte の丘
一体何百年 町を見下ろしてきたのやら、、
a0107981_21335013.jpg


おまけにもうひと地方菓子
リヨンの北50kmほどのところにある Romans という町
ここの名物がこれまたブリオッシュ生地ベースの Pogne de Romans というお菓子
このポーニュ
わたしが買ったのは10cm位のミニミニサイズですが
基本は15~30cm位の大きなリング状のずっしりしたブリオッシュ
もともとはイースターの時に食べるお菓子だったのだとか
オレンジフラワーウォーターの香りが爽やかで 「朝食に食べたいな」 そんな味

a0107981_21335842.jpg


大変! この辺り 書いておきたい地方菓子がありすぎて
駆け足でもやっぱりなかなか終われない (^^;
もうちょっとだけお付き合いを~



にほんブログ村 スイーツブログ お菓子教室へ
にほんブログ村
[PR]
# by lesgalettes | 2017-10-21 18:13 | フランス | Comments(0)

ブルゴーニュ~コートデュローヌ ワインと甘いものの旅

スイスと国境を接し 背後にアルプス山脈を控えるサヴォア地方
これまで走ってきたのどかなブドウ畑が広がる平らな土地とは大分景色が異なってきます
前回のSt Genix sur Guiersから山のほうに向かって20分ほど走ったところにあるのが
次の目的地 Yenne

a0107981_15104113.jpg

これまた小さな町ですが
サヴォア地方を代表するお菓子のルーツのひとつがここにあります
ちょっとフランス菓子に興味があればきっと耳にしたことのあるお菓子
「ガトードサヴォア」
あるいは「ビスキュイドサヴォア」と呼ばれることも

a0107981_15105979.jpg

ここ Au Veritable Gateau de Savoie はその元祖といわれているお店
なんでも1348年 サヴォア伯のために Pierre de Yenne が考案したレシピを
代々守り続けているのだとか
a0107981_151173.jpg


1782年創業のこのお店にそのレシピが渡った経緯は謎ですが
今も薪のオーブンで丁寧に焼かれている ガトードサヴォアはなんとも優しい色合い
a0107981_15112269.jpg

サヴォア公国の首都でもあったシャンベリーのお城をかたどったと言われているガトーサヴォア
今はお店によってさまざまな型で焼かれていますが
もともとはこのお店に飾られているような背の高い型が使われていたそう
a0107981_15113076.jpg


実はこのガトードサヴォアの起源については諸説あります
1416年にサヴォア伯アメデ8世が
シャンベリーを訪れたドイツ皇帝をもてなすために作らせたという説も有名です
真実の程は分りませんが とにかく14~15世紀にこんなに軽いふわふわのスポンジが食べられていたということに驚き☆
どっしり重~いお菓子の多い地方菓子の中では異色の存在ですから

でもそれも地方の山あいの都市とは思えないほど洗練されたシャンベリーの街を見たら
なんとなく納得できる気がしました
お次はちょっとそのシャンベリーの街並と さらにこの地方のお菓子をご紹介しますね
a0107981_15115339.jpg

そうそう
ガトードサヴォアのお店でついつい一緒に買ってしまったガトーイエンヌ(だったかな?)や
オレンジピールのたっぷり入ったしっかり焼き菓子たちがとっても美味しかったことも忘れずに~
~my 備忘録(笑)

a0107981_1512343.jpg


やっぱりふわふわより どっしりに心惹かれてしまうのです
もちろん ふわふわのガトードサヴォアも美味しいのですが
パクパクそのまま食べるより これにはジャムやクリームが添えてあったらきっともっと美味しい!




にほんブログ村 スイーツブログ お菓子教室へ
にほんブログ村
[PR]
# by lesgalettes | 2017-10-18 12:27 | フランス | Comments(0)

ブルゴーニュ~コートデュローヌ ワインと甘いものの旅

今日の目的地はSant Genix sur Guiers
ひたすら田舎道を進みめざすは 「ブリオッシュ ド サンジュニ」
リヨンのところでもちょっと触れましたが
リヨンおよびその周辺一体の名物となっているピンクのプラリネ入りのブリオッシュ
これの発祥の地とされているお店がここにあります

a0107981_7551748.jpg

サンジェニシュルギエはこれといった特徴のない普通の平和で静かな村
そこに突如現れるのが 例の派手なプラリネ色をしたお店 「Gateaux Labully 」
ピンクを越え ほぼほぼ赤に近いプラリネの色と同じオーニングに
ウィンドーの中も同じ色の紙で包まれたそのブリオッシュドサンジュニでいっぱい

でもこのお店での呼び名は 店名と同じ「Gateaux Labully(ガトーラビュリー)」
なぜかというと~
a0107981_7552663.jpg

遡ること約170年 当時この場所でホテルを経営していたPierre Labully氏のもとへ
Francoise Guillaud さんがお嫁にやってきます
そして彼女が作りふるまうピンクのプラリネをのせたブリオッシュは
ホテルのお客さんたちの間でたちまち人気となったのだとか、、
その後1880年頃にはブリオッシュの中にもプラリネを入れるようにしてみると
さらに好評となり他所がまねをするようになったので
Gateaux Labully で商標登録をしたのだそう
a0107981_7553517.jpg

店内には大小さまざまなサイズのガトーラビュリーがきれいに包装されてたくさん並んでいます
お値段は重さによりけり

わたしは念願のガトーラビュリーを手に入れご満悦(^^)
天然酵母で作るブリオッシュにはオレンジの花の水が練りこまれています
砕いたプラリネが入ることの多い他所のブリオッシュドサンジュニと違い
ここではホールのプラリネがこれでもかとごろんごろん入っています
a0107981_7554328.jpg


アーモンドの周りの厚めの砂糖の層が溶けブリオッシュと一体化し 相当な甘さではありますが
ローヌアルプ地方によく見られるブリオッシュ生地を使った地方菓子が大好きなわたしとしては
望むところ(笑)

Plarus のプラリューヌよりプラリネが細かく散っていないぶん
純粋にブリオッシュだけのゾーンがあるこちらのほうがわたしは好み
プラリューヌは一度作るところを見てしまってから
そのプラリネの量に恐れをなして 遠ざかっていましたが ↓

a0107981_7555132.jpg

やっぱりプラリネ入りのブリオッシュは美味しい(^^)
手をベタベタにしながら 「止まらない~」
食べ続けてしまう 恐ろしさ、、、

a0107981_755588.jpg

この辺りは地方菓子の宝庫
食べたいもの 行きたいお店 訪れたい村が目白押しです、、、

フランスにしてもイギリスにしても地方のお菓子は素朴だけれど
美味しい焼き菓子がほんとうに本当に 沢山あってキリがありません~








にほんブログ村 スイーツブログ お菓子教室へ
にほんブログ村
[PR]
# by lesgalettes | 2017-10-15 07:52 | フランス | Comments(0)

ブルゴーニュ~コートデュローヌ ワインと甘いものの旅

今回の旅 前半のワイン旅は ワインを楽しむためにドメーヌなどに宿泊
後半の甘いものの旅は シャンブルドット(^^
その中のひとつをご紹介すると~

a0107981_7491079.jpg

ここはタンレルミタージュの街からそう遠くないちいさな村Claveyson
トリュフの産地としても知られるこの地方ですがシーズンオフ&8月ということもあり
人っ子ひとりすれ違わない実にしずか~なところ

とりあえず目指すお宅を発見したので例のごとく 適当に空いているドアまたは窓から
「ボンジュ~ル!」 叫んでみます(笑)
a0107981_749226.jpg


この日のお出迎えは実にいい毛並みの猫ちゃん
そして次に出てきてくれたのは笑顔の奥さんとご主人(^^
早速 今日泊まる奥の離れの建屋に案内してくれます
右の石造りのいかにも古そう~な建物
a0107981_7493147.jpg

でも大丈夫 外見で判断してはいけません
毎回のことですが入ってびっくり☆
本当にきれいに居心地よくリファービッシュされています
部屋は奥さんのMaddyの大好きだというモーブ色で統一
イギリスもそうですが 古い外観はそのままに中だけ快適に改装するのが本当に上手
しかも全て自分たちでやるというのだから ほんとうに驚き

a0107981_7493942.jpg

荷物を解いたら テラスでウエルカムドリンク
ワインと絞りたてのアプリコットジュースどちらがいい?と聞かれ~
どちらを選んだと思います?
珍しく 「アプリコットジュース」(笑)
だってアプリコット100%のジュースって飲んだことないですから

これ 想像以上のおいしさ☆
ちょうどアプリコットの時期だったようで出来立て
ものすごく濃いネクターをさらにぎゅ~っと甘酸っぱくしたような味
日本で杏をそのまま食べるとなにか薄い味がするけれど どうしてこんなに濃い味になるのだろう、、、
a0107981_7494882.jpg

気持ちのよい季節
朝食もお外の別のテラスで頂きます
やっぱり朝も 猫ちゃん達のお出迎え

マディーとご主人のフレデリックと4人でご飯(^^
お初の日本人だということで興味津々らしく~
怪しいフランス語と怪しい英語でのよく分からない会話が進みます(笑)
a0107981_7495875.jpg


朝ごはんにはこれまでで一番大きなカフェオレボールが登場
日本ならおうどんが入ってきてもおかしくないサイズ (^^;
でも考えてみれば イギリスの何回も何回も注いで飲む朝の紅茶をひとつの器に入れたら
洗面器みたいな入れ物になっちゃうかも(笑)
ショソンポムにクロワッサン
この地方らしく ピンクのプラリネののったブリオッシュも並びます
ジャムももちろん手作り
特にアプリコットジャムが最高☆
~と かなりわたしの顔が物語っていたようで~
a0107981_750657.jpg


帰りに手作りのアプリコットジャムをお土産に頂いちゃったのでした
アプコットとローズマリーのコンフィチュール

自分たちで古い納屋や家を改装し テラスや庭を作り
退職後にはじめたというシャンブルドット
ほんとうにずっと笑顔で優しいふたりに元気をいっぱい貰って また旅は続きます~
今日の目的地は この日の朝も食べた ピンクのプラリネのブリオッシュ発祥の店がある
Saint-Genix-sur Guiers です




☆★お知らせ★☆
12月のレッスン日程UPは10月25日(水)21時頃の予定です



にほんブログ村 スイーツブログ お菓子教室へ
にほんブログ村
[PR]
# by lesgalettes | 2017-10-13 07:47 | フランス | Comments(0)

ブルゴーニュ~コートデュローヌ ワインと甘いものの旅

リヨンから南へ車で1時間ほど走ったところにあるのが Tain l'Hermitage
斜面にはワイン畑が広がり Cave de Tain はじめ
これまたお手頃価格の美味しいワインで有名な町

a0107981_22553841.jpg

前半のワイン旅を終えたと言いつつ
まだ性懲りもなくワイナリーにはついつい立ち寄ってしまいますが~

a0107981_22554896.jpg


この日の目的は ワインではなく 「チョコレート」
ここタンレルミタージュはワインの他に「ヴァローナ」社があることで有名です
ヴァローナといえば泣く子も黙る(?)チョコレートメーカーの老舗
基本 粉好きなので 粉の入らない純粋なチョコレートにはあまり興味を示さないわたしですが
ここにあるのはただのショップではなく「Cité du Chocolat Valrhona」 というヴァローナのミュージアム

a0107981_22555713.jpg

しかも大人から子供まで楽しめる体験型のミュージアムというので一度訪れてみたかったのでした
受付のカウンターには早速試食のチョコレート^^
中に進むと テイスティング用のチョコレートが出て来る機械があったり
耳や触感 嗅覚などを使う夏休みの子供たちが喜びそうなコーナーがいっぱい
a0107981_2256481.jpg

他にもカカオの種類や産地の解説
カカオについてのクイズなんかもあります

カカオ豆からチョコレートの出来るまでの工程の説明では
カカオ豆を砕いたカカオニブや それをすりつぶしたカカオマス
取り出したカカオバターなどそれぞれの状態を順に見て試食できたりするので
分りやすく面白い (完成品以外は美味しくないけれど~)
a0107981_22562154.jpg

試食はとにかくいっぱいです!
小1時間で1年分くらいのチョコレートを食べた
気がしました(笑)
チョコレートを使ったお菓子は好きだけれど チョコレート単体は普段それほど食指が伸びないのに
さすがヴァローナ
もう止めておこうと思うのに ついつい手が出ちゃう(^^;
全種類制覇は断念しましたが、、、
a0107981_2257834.jpg

あ~もう2ヶ月くらいはチョコはいいかも と思ったのも束の間
博物館を出ると そこはお約束どおりブティック
お土産を買う人でこれまた大賑わい
そして試食し放題 (^^;
a0107981_22571964.jpg

トリュフなど美しく出来上がったものにはそそられないものの
いつも製菓材料として売っているフェーブ状のチョコレートが20種類近く全て試食できるコーナーは
こんなに食べ比べが出来る機会なんてそうないかもと思うと ここでもまた試食開始
結果 ただ食するなら グアナラとアルパコが好みということが判明 ☆
それにしても
栄養採り過ぎで目が冴えて 今晩は眠れないんじゃないかと 我ながら心配
とりあえず この日のシャンブルドットに向かいます。。






にほんブログ村 スイーツブログ お菓子教室へ
にほんブログ村

[PR]
# by lesgalettes | 2017-10-10 12:54 | フランス | Comments(0)


お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆


by lesgalettes

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

ガレット アンド ビスケット

シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓

Galettes and Biscuits
home


イギリス菓子にご興味ある方は
こちらもどうぞ ↓
イギリスおかし百科


※リンクフリーです
※メールはHPに記載のアドレスまで あるいは
鍵コメで連絡先を書いていただければ、こちらからも
ご連絡いたします

カテゴリ

全体
日常
イギリスのおいしいもの
アフタヌーンティー&ティー
イギリスイベント
イギリスで学ぶ
フランス
イギリスの花
日本&イギリス以外
イギリス散歩
レッスン
未分類

以前の記事

2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
more...

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧