人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷

一度訪れてみたいとは思いながらも ついつい後回しになってしまっていたのが Woburn
ロンドンから北西に車で1時間少々進んだ辺りに位置する
一見 静かな普通の町ですが ここを有名にしているのが
Woburn abbey

Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷_a0107981_9575073.jpg

門をくぐったのはいいものの
とにかく広大な敷地で 行けども行けども伸びやかに広がる緑ばかり
立派な角の鹿たちを眺めながら(眺められながら?)車で走ることしばし、、、
Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷_a0107981_956581.jpg

ようやくガーデンとハウスのあるところまで到着
アビーと名は付くものの ここは現在 第15代Bedford公爵が住まうお屋敷で
ヘンリー8世からこの地を与えられた 第1代べドフォード公爵 John Russell からはじまった
450年以上代々続く由緒正しい邸宅
一時はだいぶ荒廃していた時代もあったようですが 現在は全面改修され
1955年より その瀟洒な館は一般公開されています
ここに限らず このような広大な敷地と屋敷を伴うエステイトを 今の時代維持するのは
非常にコストがかかるため ホテルとして運用したり ナショナルトラストに寄付したり
ガーデンや屋敷の一部を公開して入場料を得たりしているところは多いのですが
ここはその中でも人気のお屋敷のひとつ
サファリーパークを併設していたり 色々なイベントを催したりうまく運営しているのプラス
Woburn Abbey を有名にしているのが
アフタヌーンティーを イギリスで最初に始めたとされている
第7代べドフォード公爵夫人Anna Maria(1783-1857) の存在

Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷_a0107981_957812.jpg

その頃の生活スタイルが 朝食が10~12時ごろ 昼食が14~15時そして夕食は19~20時
しかも昼食が非常に軽いものだったので いつも夕方にはお腹がすいてしまう。。。
その空腹を紛らすために アンナ・マリアは部屋にお茶を運ばせるようになり~というのが
そもそものアフタヌーンティーのはじまりだったとか
当時のお茶は薬としての扱いだったので 空腹時に食べるのは体に悪いと
必ずバター付きパンや 小菓子を添えられており
社交的で来客も多かったアンナ・マリアが このお茶の時間を友人達と楽しむようになった事から
当時の社交界に広がり 今のスタイルになっていったそう

Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷_a0107981_9571950.jpg

ウォーバーンアビーには当時 アンナマリアが お茶を楽しんだ部屋 Blue Drawing Room をはじめ
ヴィクトリア女王が滞在された時のベッドルームなどがそのまま残されており
非常に見ごたえたっぷり 当時の華やかな様子が目に浮かぶようです
そんな各部屋の見事なしつらえや 家具以上に わたしが思わず目を奪われたのが
お屋敷の地下にある金器・銀器・陶磁器のコレクション
特にお茶周りの道具が非常に充実しており 美術館以上 ☆
館内写真撮影禁止なのが本当に残念。。。

せめて 敷地内の Duchess' Tea Room でできる
アフタヌーンティーの様子だけでも 写真にてご紹介を~
Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷_a0107981_9573352.jpg

お屋敷外のガーデンにある ダッチェスティールームは
大きなコンサバトリーのようなカジュアルな空間
ここでは Duchess Anna Maria アフタヌーンティーが楽しめます(一応予約がおすすめ)
ウォーバーンのスペシャルブレンドティーと共にいただくのは
フィンガーサンドイッチとスコーン そしてひと口サイズに作られたケーキやジャムタルト
ショートブレッドなどの 王道アフタヌーンティー
とり立ててスペシャル~な訳ではないので 通常のカフェのように
ケーキや紅茶だけをオーダーしても いいかもしれませんが
先ほど眺めてきた豪華なドローイングルームでの 当時のお茶の様子に思いをはせながら
のんびりアフタヌーンティーも悪くないと思います^^
Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷_a0107981_9574226.jpg

やはりアフタヌーンティー好きとしては
アフタヌーンティーという習慣がこのお屋敷から生まれたというのは
なかなか感慨深い(?)ものがありますから(笑)

さて 広~いガーデンを歩いて疲れたら
ウォーバーンの町には 同じ経営の The Woburn Hotel もありますから
そこに滞在するもよし はたまたこちらのロビーでアフタヌーンティーを楽しむのもよし
Woburn Abbey アフタヌーンティーの故郷_a0107981_958017.jpg

まだ余力があるなら 町に数軒あるアンティーク屋さんを眺めるのも手

ロンドンからなら日帰りで全く行ける距離なので
アフタヌーンティーの故郷を訪ねる ワンデイトリップにも良さそうです☆





にほんブログ村 スイーツブログ お菓子教室へ
にほんブログ村
by lesgalettes | 2014-09-09 18:53 | アフタヌーンティー&ティー | Comments(2)
Commented by Ritsuko at 2014-10-06 10:08 x
Mariko先生~ 憧れの地、Woburn Abbey に行かれたのですね!私も今夏に行く予定をしていたものの諦めてしまったので来夏には絶対に夢をかなえたいです。
レッスンも最近は行けずにおりますが、また、復活したいです!スイーツはもちろん、いつかふるまって下さったスープの味が忘れられません。素敵なお心遣いを感じるレッスンにはいつも感謝しています。なかなか予約が難しそうですが、是非、プライベートレッスンでも行きたいと思っています。また、イギリス話を楽しみにしていますね。アンティークの戦利品は何だったのでしょう?  大阪より
Commented by lesgalettes at 2014-10-06 14:24
Ritsuko さん お元気そうで何よりです(^^)Woburnは今回通り道だったのでふと行こうかなと思ったのですが、ティールームはさておき、あの広大なプロパティーやコレクションの数々、今回訪れてよかったです。Ritsukoさんも来夏に是非☆
レッスンのほうもお時間あるときにでもお待ちしておりますね、戦利品見てやってください~(ガラクタも多いですけれど(笑)


お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆


by lesgalettes

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ガレット アンド ビスケット

シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓

Galettes and Biscuits
home


イギリス菓子にご興味ある方は
こちらもどうぞ ↓
イギリスおかし百科

「BRITISH HOME BAKING おうちでつくるイギリス菓子」「イギリスお菓子百科」「ジンジャーブレッド 英国伝統のレシピとヒストリー」「BRITISH SAVOURY BAKING イギリスの古くて新しいセイボリーベイキング」

※リンクフリーです
※メールはHPに記載のアドレスまで あるいは
鍵コメで連絡先を書いていただければ、こちらからも
ご連絡いたします
※写真の無断転載はご遠慮ください

カテゴリ

全体
日常
イギリスのおいしいもの
レッスン
アフタヌーンティー&ティー
ピクニック
イギリスイベント
イギリスで学ぶ
イギリスの花
日本&イギリス以外
イギリス散歩
フランス
未分類

以前の記事

2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...

検索

記事ランキング

画像一覧